この記事の【目次】
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世の中には様々な仮想通貨が存在しており、未上場のICOコインなども含めると、およそ2000通貨以上が流通しています。
そんな、たくさんの種類がある仮想通貨を、他の仮想通貨に変換するときは、取引所を介する必要があります。
しかし、その変換を容易に行えると便利だと思いませんか?
Wanchain(ワンチェーン)は仮想通貨の容易な変換を可能にします。
仮想通貨Wanchain(ワンチェーン)とは?
(2分06秒 の紹介動画。音声が出ます。)
Wanchain(ワンチェーン)は中国企業のWanglu Techにより開発された仮想通貨です。
Wanchainは2017年9月にICOが行われ、イーサリアム(ETH)のERC20トークンとして発行されています。
Wanchainの通貨単位はWANで、発行上限が2億1000万枚です。
さて、Wanchainはその特徴から、「中国版リップル」とも呼ばれています。
それでは、その特徴について解説していきますね。
「クロスチェーン」とは?
クロスチェーンとは異なるブロックチェーン同士を繋ぐシステムです。
仮想通貨というものは、それぞれ決められたブロックチェーンが存在し、そこに取引の履歴が記録されていきます。
例をあげると、ビットコインのブロックチェーンとイーサリアムのブロックチェーンは、それぞれが独立しているため、その2つが繋がることはありません。
つまり、ビットコインをイーサリアムに変換したい際は、仮想通貨取引所を介する過程が必要です。
この過程には、当然手数料がかかってしまいますので、余計なコストがかかることになってしまいます。
しかし、Wanchainは「クロスチェーン」があるため、取引所を介さず、手数料なしで変換することが可能なのです。
「スマートコントラクト」とは?
スマートコントラクトとは簡潔にいうと、契約の自動化を指します。
このスマートコントラクトはイーサリアムでおなじみの機能となっています。
取引の過程が自動化できるため、よりスムーズな取引が可能になります。
「クロスチェーン」と合わせると、異なるブロックチェーン同士を繋げてくれるため、最短ルートでの取引が可能になるといえますね。
徹底したプライバシーの保護
Wanchainはプライバシーの保護を徹底しています。
さらに、このプライバシーの保護には3つの特徴があり、Wanchainは匿名性の高い仮想通貨といえます。
では、その3つの特徴をまとめていきます。
ワンタイムアドレス
ワンタイムアドレスとは、「一度しか使用しないアドレス」のことを指します。
ワンタイムアドレスは取引を行う際にその都度発行され、その都度破棄されます。
つまり、「使い捨てのアドレス」と同じなので、安全性が高いといえますね。
リング署名
リング署名とは、送金する際に、グループで鍵を保持することを指します。
つまり、複数の鍵を束ねることで、送金する際に誰が送り、誰が受け取ったかをわかりにくくすることができるのです。
リング署名によって、個人の特定が難しくなるため、セキリュティが高いといえます。
プライベートセンド
プライベートセンドとは、同じタイミングで、同じ仮想通貨の取引を行う際に、その取引をひとまとめにして、誰が誰にコインを送ったかわからなくする方法です。
リング署名では、グループの秘密鍵を束ねますが、プライベートセンドはその取引を束ねます。
これによって、資金の流れがわかりにくくなるためプライバシー保護につながります。
ビットコインなど他のコインでは、取引を行ったウォレットアドレス、その送金料などがわかりますが、プライベートセンドを利用すればそれがわからなくなるのです。
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仮想通貨WANの買い方
Wanchain(WAN)は、Binance、Huobiなどいくつかの海外取引所に上場していますが、購入するなら、やはりWAN/BTCの取引量が圧倒的に多いBinanceがおすすめです。
ここでは、BinanceでのWANの買い方について解説していきます。
Binanceのアカウントを作っていない場合は、以下の記事を参考にしてください。
参考:Binance(バイナンス)取引所の登録方法(口座開設)や使い方を解説。日本語対応されて仮想通貨トレードがとても簡単!
WANの購入手順
Binanceは海外の取引所なので、直接日本円で購入することはできません。
なので、
- 予め日本の取引所でビットコインを購入
- それをBinanceに送金
- そのビットコインでWANを購入
という手順で購入します。
バイナンスでは、ビットコインだけではなく、イーサリアムやBNBでもWANを購入することができます。
バイナンスでのWANの買い方
ここでは、バイナンスに既に購入のためのビットコインが入金されているものとして解説します。
- 画面上部の「Exchange」にマウスカーソルを当てて「Basic」を選択
- 画面右側の通貨ペア一覧で「BTC」を選択
- 「WAN/BTC」をクリック
→「Advanced」でも売買は可能です。
- 画面下の注文フォームに購入価格(レート)を入力
- 購入数量を入力
- 「Buy WAN」をクリック
「Buy WAN」をクリックすると、買い注文を出すことができますので、あとは約定するのを待ちましょう。
成行注文を出す場合は、「Limit」の横の「Market」をクリックして、購入数量のみを入力します。
Wanchain(ワンチェーン)の将来性
Wanchain(ワンチェーン)は、異なる仮想通貨どうしを繋げるクロスチェーンが特徴的な仮想通貨です。
「中国版リップル」とも呼ばれており、2018年9月30日時点の時価総額は第66位と、仮想通貨業界では、かなり期待されている通貨の一つです。
では、Wanchainの将来性について、ロードマップと併せて、見ていきましょう。
ロードマップ
Wanchainのロードマップは以下の通りです。
- 2018年1月:Wanchain1.0リリース(プライバシー保護、WANcoin、Wallet、ブロックチェーンエクスプローラ)
- 2018年6月:Wanchain2.0リリース(イーサリアム、マルチコインウォレット統合)
- 2018年12月:Wanchain3.0リリース(ビットコイン、マルチコインウォレット統合)
- 2019年12月:Wanchain4.0リリース(プライベートチェーン、マルチコインウォレット統合)
2019年12月まで、ロードマップが公開されていますが、それまでにWanchainのアップデートが4回行われるようです。
このようにアップデートが複数繰り返されることで、Wanchainはますます発展し、注目を集めることになりそうです。
Wanchainは中国発の仮想通貨
仮想通貨市場において、中国はかなりの影響力をもっているといえます。
Wanchainは、中国発の仮想通貨で、とてもユーザーに注目されやすいです。
今後上場先が増えれば増えるほど、取引量も増えWanchainの重要性が上がっていくことも予想されます。
Wanchainは2018年3月にBinance、2018年5月にHuobiへの上場を果たす。
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