この記事の【目次】
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Skycoin(スカイコイン)は第3世代の仮想通貨と言われていますが、2013年12月から公開されている、比較的歴史の長い通貨です。
ちなみに、第1世代の仮想通貨はビットコインで、第2世代の仮想通貨はアルトコインのイーサリアム、を指しています。
また、Skycoinが第3世代の仮想通貨と呼ばれるのは、問題視されていたビットコインのデメリットを、解消するシステムがあるからです。
それでは、Skycoinについて解説していきましょう。
仮想通貨Skycoin(スカイコイン)とは?
(1分の紹介動画。音声が出ます。)
Skycoin(スカイコイン)の通貨単位はSKYで発行枚数は1億枚です。
現在発行されている枚数が全体の25%(2500万枚)を越えると、発行される枚数は1年ごとに5%(500万枚)ずつになりますので、全て発行されるまでには、最短でも14年かかることになります。
そのため、市場に流通するコインがなかなか増加せず、一枚あたりの価値が維持されるので、ユーザーにとってはありがたいですね。
さて、Skycoinはビットコインのデメリットを解消するシステムを持っています。
ここでは、ビットコインのデメリットを紹介した後に、そのシステムについて、詳しくみていきましょう。
コンセンサスアルゴリズム「PoW」「PoS」のデメリット
コンセンサスアルゴリズム(取引の承認方法)には、ビットコインやライトコインが採用している「PoW」や、ネオ、カルダノ(ADA)が採用している「PoS」などが有名ですね。
PoWとはProof of Workの略称、PoSとはProof of Stakeの略称です。
このPoWとPoSにはそれぞれデメリットがあります。
PoWはブロックチェーンの整合性を確認して承認し、そしてその際 不正が行われていないことを、証明することを指します。
しかし、世界中の企業やユーザーがPoWを行うことができ、さらにその流通量が増えてきたため、消費電力が多大になり、莫大なコストがかかります。
これが、PoWのデメリットです。
一方、PoSはPoWでの不具合を解消するために開発され、仮想通貨の保有量に比例して、新規発行の仮想通貨を得ることができる仕組みを指します。
つまり、たくさんの仮想通貨を保有しているユーザーによって、ノードの重要性の評価が可能です。
そのため、そのユーザーの都合のいいようにノードが書き換えられてしまうリスクが、生じるというデメリットがあります。
Skycoinは、双方のデメリットを解消したシステムを持っています。
Skycoinのアルゴリズム「Obelisk(オベリスク)」
Skycoinがコンセンサスアルゴリズムとして採用しているObelisk(オベリスク)には、ビットコインと違ってマイニングが存在しません。
そのため、Obeliskでは、迅速な取引を可能にします。
そして、マイナーの代わりとなるのが、次に挙げる2つのノードです。
- ブロックメイキングノード
- コンセンサスノード
この2つのノードによって不正なノードは取り除かれます。
つまり、不適切な取引を行ったノードはネットワークから切断されるのです。
さらに、ノード間でのパワーバランスの調整も可能です。
この調整のことを、Web-of-Trust(ウェブオブトラスト)と呼びます。
匿名性の高いネットワーク「Skywire(スカイワイヤー)」
Skycoin Projectは、Skycoinの発行だけではありません。
Skycoinの発行と併せて、Skywireというネットワークの開発にも着手したのです。
このSkywireとは、プロバイダーを必要としないネットワークのことです。
一般的なインターネットには、プロバイダーが介入しています。
プロバイダーはインターネット上での、トラブルの解決などを担っています。
しかし、プロバイダーはユーザーの閲覧内容などを監視することもできます。
つまり、現在のインターネットは匿名性が保てずに、「自由なインターネット」とは言えなくなってきているのです。
Skywireは、プロバイダーではなく、ブロックチェーンを利用して、ユーザーで管理して行く、ネットワークシステムのことです。
もしSkywireが実現すると、匿名性の高い「自由なインターネット」の再来となるかもしれませんね。
Coinhour(コインアワー)について
Skycoinをウォレット内に所有していると、1時間につき1Skycoinあたり、1Coinhour(コインアワー)、というものがもらえます。
ユーザーは、このCoinhourを取引での手数料などに用いることができます。
すなわち、Skycoinを所有していると、手数料はかからないと言い換えることができます。
また、Coinhourは、Coinjoin(コインジョイン)の担保として用いることができます。
Coinjoinとは送金者のコインを集めた後に、それをシャッフルし、自分のコインがどれであるかをわからなくするシステムのことです。
さらに、Coinhourはスカイコインの分散型取引所(DEX)を介して取引が可能です。
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仮想通貨取引所での買い方
Skycoinは、最近いくつかの海外取引所に上場していますが、購入するなら、やはり取引量が多いBinanceがおすすめです。
ここでは、BinanceでのSKYの買い方について解説していきます。
Binanceのアカウントを作っていない場合は、以下の記事を参考にしてください。
参考:Binance(バイナンス)取引所の登録方法(口座開設)や使い方を解説。日本語対応されて仮想通貨トレードがとても簡単!
SKYの購入手順
Binanceは海外の取引所なので、直接日本円で購入することはできません。
なので、
- 予め日本の取引所でビットコインを購入
- それをBinanceに送金
- そのビットコインでSKYを購入
という手順で購入します。
バイナンスでは、ビットコインだけではなく、イーサリアムでもSKYを購入することができます。
バイナンスでのSKYの買い方
ここでは、バイナンスに既に購入のためのビットコインが入金されているものとして解説します。
- 画面上部の「Exchange」にマウスカーソルを当てて「Basic」を選択
- 画面右側の通貨ペア一覧で「BTC」を選択
- 「SKY/BTC」をクリック
→「Advanced」でも売買は可能です。
- 画面下の注文フォームに購入価格(レート)を入力
- 購入数量を入力
- 「Buy SKY」をクリック
「Buy SKY」をクリックすると、買い注文を出すことができますので、あとは約定するのを待ちましょう。
Skycoin(スカイコイン)の今後の将来性
Skycoin(スカイコイン)は第3世代の仮想通貨と呼ばれています。
またSkycoinは、Obelisk(オベリスク)というアルゴリズムを持っており、ビットコインのデメリットを解消しています。
さらに、Skycoinの発行に併せて、Skywire(スカイワイヤー)の開発も進んでいます。
Skywireによって、将来的にユーザーのプライバシーが守られたインターネットが実現すると、現在のインターネット業界に革命を起こすとも言われています。
そんなSkycoinの将来性について、考察していきます。
Binance(バイナンス)との提携
Skycoinは2018年6月に、大手取引所のBinance(バイナンス)との提携を発表しました。
この提携によって、SKYのアプリケーション上で、Binanceが発行しているBNB(バイナンスコイン)を利用することも可能です。
Webbot(ウェブボット)による予言
Webbot(ウェブボット)とはSNSでの情報などを分析し、株価の値動きを予想する、情報収集プログラムのことです。
このWebbotは主に株価の変動について予想をしてきていましたが、近年、仮想通貨の分析も行っています。
実は、すでに、Webbotはいくつかの仮想通貨の暴騰を的中させています。
このWebbotが「スカイコインは2018年に暴騰する」という予想をしています。
信憑性に欠ける情報ですが、暴騰するのに期待していきたいですね。
Skycoinの今後の懸念点
Skywireは匿名性を維持したインターネットです。
しかし、「その匿名性を求めるユーザーが少数派なのでは」という声も少なくありません。
もし、Skywireの利用者が低迷すると、Skycoinの価値は、なかなか上昇しません。
さらに、匿名性が高いというメリットを逆手に、犯罪に悪用されるという懸念もあります。
そのような犯罪が増えてしまうと、Skywire自体に、規制が入ってしまうということも十分に考えられます。
ただ、Skycoin projectの開発(Skywire含む)は、開始して4年経った今でも、継続しています。
第3世代と言われているSkycoinから、ますます目が離せませんね。
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