この記事の【目次】
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Googleウェブマスターツールは、ブログ運営者向けの管理ページです。
Googleの検索エンジンからの評価や警告を確認したり、検索エンジンのインデックスをサポートしたりすることができます。
検索エンジンからの警告などは無視し続けると、ブログ運営自体が破綻しかねませんので、登録を行い定期的に確認するようにしてください。
ウェブマスターツール(Search Console)の登録設定方法を解説
ウェブマスターツール(Search Console)には登録が必要ですので、分かりやすく手順を説明していきます。
①ウェブマスターツールへアクセス
- 検索エンジンから「ウェブマスターツール」を検索
- 「Googleウェブマスターツール」をクリック
- Googleアカウントでログイン
2015年5月に「Google Webmaster Tools」から「Google Search Console」に名称が変更されました。
以前は、「ウェブマスター」つまり「ウェブサイト管理者」が使う管理ページとの認識だったようですが、近年はサイト管理者だけではなく「開発者」「デザイナー」「マーケティング担当者」など全てのタイプのユーザーにサービスを利用してもらいたいとの思いがあるようです。
②ブログURLを登録
- 「ウェブサイト」にブログのURLを入力
- 「プロパティを追加」をクリック
- 「このHTML確認ファイル」をクリックし、HTMLファイルをダウンロード
- ダウンロードしたHTMLファイルをブログにアップロードする
アップロードは、ブログのトップページがおかれているフォルダと同じ箇所にFTP転送してください。
(参考:エックスサーバーの場合は「public_html」フォルダ)
※他の所有権確認方法でも可能です。
➂アップロードを確認し、登録を行う
- URLにアクセスして、アップロードが正常に完了しているかを確認する
- 「私はロボットではありません」にチェックを入れる
- 「確認」ボタンをクリック
- 「続行」をクリック
- 登録完了
参考:HTMLタグでサイトを確認する方法
- 「ウェブサイト」にブログのURLを入力
- 「プロパティを追加」をクリック
- 推奨が、HTMLタグになっているかを確認し、なっていない場合は「別の方法」タブをクリック
- 「HTMLタグ」を選択
※ここではワードプレスのテーマ【Stinger】を使用しています。テーマによってはタグを埋め込む場所が変わることがあります。
- 別のブラウザタブでブログ管理画面を表示
- 「外観」をクリック
- 「テーマの編集」をクリック
- 「テーマヘッダー(header.php)」をクリック
- ヘッダー編集画面が表示
- の下に1行空白行を入れる
- 入れた空白行に、ウェブマスターツールのmetaタグを貼り付ける
- 「ファイルを更新」をクリック
- Search Console画面に戻る
- 「確認」ボタンをクリック
- 「続行」をクリック
- 登録完了
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ウェブマスターツールの使い方を図解で分りやすく説明
ウェブマスターツールには、沢山の機能があります。
主に使用すべき機能を一つ一つ丁寧に説明していきますので、習得・設定してください。
検索エンジンから記事を完全に削除する方法
「一度記事を公開したけどやっぱり削除したい!」というケースは多々あると思います。
例えば、「従業員が書いた記事にコピペが発覚した」「内容に間違いがあった」「インターネットで情報を拡散するには相応しくない」「記事が古くなった」「ブログの方向性にそぐわなくなった」など…
その場合、あなたの記事を格納しているサーバーの情報を削除しただけでは、完全に削除されていないことを覚えておかなければなりません。
Googleの検索エンジンは、あなたのサーバー(もしくはレンタルサーバー)にあるブログの情報を検索エンジンのデータベースに持ち帰ります。
その持ち帰った情報をもとに、検索結果を表示します。
(検索結果からクリックされた先は、あなたのサーバーにアクセスされています。)
つまり、記事の情報はあなたのサーバー(もしくはレンタルサーバー)とGoogle検索エンジンのデータベースに存在することになります。
「あなたの記事を格納しているサーバーの情報を削除しただけでは、完全に削除されていない」と先述しましたが、Goole検索エンジンのデータベースからも削除しなければ完全に削除されたとは言えません。
ウェブマスターツールは、この検索エンジンの記事情報を削除するサービスを提供しています。
URLの削除
- 「Googleインデックス」をクリック
- 「URLの削除」をクリック
- 「一時的に非表示にする」をクリック
- 削除するURLを入力
- 「続行」をクリック
- 「検索結果でページを一時的に非表示にし、キャッシュから削除する」を選択
- 「リクエストを送信」をクリック
※90日以内に削除対象の記事をサーバーからも削除する必要があります。サーバーに記事が残っている場合、再度検索エンジンにインデックスされる可能性があります。
Googleにクロールを依頼する方法(Fetch as Google)
ウェブマスターツールには、Googleの検索エンジンに対して自分のブログのクロール依頼を出すことができます。
(クロールとは、検索エンジンがウェブ上を徘徊し、各ウェブコンテンツの情報を持ち帰ること)
すぐに検索エンジンにクロールしてもらいインデックスしてほしい場合に使用します。
※インデックスされるまでの時間は、サイトによって異なります。(数秒~1日程度)
Fetch as Google
- 「クロール」をクリック
- 「Fetch as Google」をクリック
- クロールしてほしいURLを入力
- クロールしてほしいデバイスを選択
- 「取得」をクリック
- 取得結果が表示され、ステータスが「完了」となっていることを確認
- 「インデックス登録をリクエスト」をクリック
XMLサイトマップ登録
XMLサイトマップとはブログの情報(URL、更新頻度、最終更新日など)を一覧形式で表したXML形式のファイルのことです。
検索エンジンはクロールでブログのサーバーを訪れた際にこのXMLサイトマップを参考にしてブログ内の情報収集を行います。
Googleが持っているあなたのXMLサイトマップが古い情報のままだったとしたら、SEO上不利になる可能性があります。
ウェブマスターツールにXMLサイトマップを登録しておくことにより、Googleの検索エンジンに常に最新の状態のXMLサイトマップを認識してもらうことができます。
※ブログで常に最新(動的)にサイトマップファイルを更新していることが前提です。
①XMLサイトマップファイル名を入力
- 「クロール」をクリック
- 「サイトマップ」をクリック
- 「サイトマップの追加/テスト」をクリック
- 「sitemap.xml」を入力
(XMLサイトマップを作成したときのファイル名を入力してください)
※XMLサイトマップファイルは、各ブログサービスで作成してください。
ワードプレスでは「All in One SEO Pack」のXMLサイトマップ機能がおススメです。
②XMLサイトマップの表示テスト
- 「テスト」をクリック
- 「テスト結果の表示」をクリック
- エラーが無いことを確認
- サイトマップの「/sitemap.xml」をクリック
- sitemap.xmlが表示されるため、インデックスさせたいURLのみ一覧表示されているかを確認する
※sitemap.xmlは念入りに確認することをおススメします。インターネット上に公開する必要が無い記事やページがインデックスされると必要な記事やページのSEO効果が弱くなってしまう可能性があります。
➂XMLサイトマップの送信
- 「サイトマップの追加/テスト」をクリック
- 「sitemap.xml」を入力
- 「送信」をクリック
- 「ページを更新する。」をクリック
- サイトマップが一覧に表示
④XMLサイトマップの再確認
- 一覧の「/sitemap.xml」をクリック
- サイトマップの「/sitemap.xml」をクリック
- 再度、インデックスさせたいURLのみが表示されているか確認する
HTMLの改善の表示方法
HTMLの改善とは、適切でない「記事のタイトル」や「記事のディスクリプション」を教えてくれるサービスです。
7つの対象となった記事は早々に対応するようにしましょう。
特に、タイトルの重複がある場合は、SEO上の影響が非常に大きいため注意が必要です。
重複するメタデータ(descriptions):サイト内にディスクリプションが重複するページが存在
長いメタデータ(descriptions):ディスクリプションが長すぎると判断されたページが存在
短いメタデータ(descriptions):ディスクリプションが短すぎると判断されたページが存在
タイトルタグの記述なし:タイトルが空白のページが存在
タイトルタグの重複:サイト内にタイトルが重複するページが存在
長いタイトルタグ:タイトルが長すぎると判断されたページが存在
短いタイトルタグ:タイトルが短すぎると判断されたページが存在
情報が不足しているタイトルタグ
インデックス登録できないコンテンツ
HTMLの改善
- 「検索での見え方」をクリック
- 「HTMLの改善」をクリック
- HTMLの改善が必要だと考えられるページ数の一覧が表示
※クリックにより対象の記事(ページ)を把握することができる
手動による対策の確認
Google検索エンジンがウェブコンテンツを評価する方法には「プログラムによる自動」と「人による手動」があります。
この確認では手動による警告を確認することができます。
特に「悪質なスパム」「価値のない質の低いコンテンツ」などの警告は致命的です。
ペナルティを受けた時点で、記事は上位表示出来ません。全てが5ページ目以降に飛ばされます。
「どのような記事や内容が悪かったのか」をしっかりと解析し、次のブログ運用への対策としてください。
手動による対策
- 「検索トラフィック」をクリック
- 「手動による対策」をクリック
- 警告の内容を確認
※必要に応じて適切な対応を行う
迷惑なリンクの拒否設定
ブログは自然な被リンクを受ければ受けるほど、検索エンジンから優良なブログと認識されやすくなります。
自然なリンクを貼ってくれるということは、あなたのブログが有益であると判断されている結果であるからです。
しかし、リンクを貼ってくれるサイトは「優良サイトばかりではない」ということも覚えておく必要があります。
いくら自然なリンクであっても、評価の低いサイトからの被リンクは自分自身のサイトに対してマイナスに働くことも考えられます。
また、中には既にペナルティを受けているサイトからあなたのブログに不自然なリンクを大量に当て攻撃してくるケースもあります。
ウェブマスターツールには、そのような迷惑な被リンクを拒否する機能が搭載されています。
①被リンクの一覧を取得
- 「検索トラフィック」をクリック
- 「サイトへのリンク」をクリック
- 「詳細」をクリック
- 「最新のリンクをダウンロードする」をクリック
- 「OK」をクリック
②一覧から拒否したいリンクのみのテキストファイルを作成
- ダウンロードした一覧から拒否したいリンクを抽出し、テキストファイルを作成する
➂ファイルをアップロードしリンクの拒否を依頼する
- リンクの否認ツールのページへアクセス
- 対象のブログを選択
- 「リンクの否認」をクリック
- 再度「リンクの否認」をクリック
- 「ファイルの選択」をクリックし、先ほど作成したテキストファイルを選択
- 「送信」をクリック
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