この記事の【目次】
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パソコンでマニュアルなどを作成する際に必須なのが「画面キャプチャ」。
今回は「Windows7」「Windows8」「Windows10」のPCで有効な画面キャプチャのとり方を徹底解説します。
※Macの画面キャプチャのとり方は別記事を参考にしてください。
参考:Macで画面キャプチャをとる方法。ショートカットでスクリーンショットや部分キャプチャを効率よく!
操作自体は非常に簡単ですのでしっかりとマスターしましょう。
Windows7.8.10でプリントスクリーン機能を使用して画面キャプチャをとる
Windows7.8.10といったバージョンに関係なく「Print Screen」キーを押すことでPC画面全体のキャプチャをとることができます。(機種よっては「PrtSc」「PrtScn」と表記)
プリントスクリーンで画面キャプチャをとる場合、画面すべてのキャプチャをとる方法と、アクティブなウィンドウのみのキャプチャをとる方法の2つがあります。
画面全体のキャプチャをとる
上図のように、赤枠内の全て(画面表示されている全て)のキャプチャをとる場合、「Print Screen」キーを押します。
しかし、「Print Screen」キーを押しても音が鳴るなどの反応が何もないので、実際にキャプチャがとれているのかどうかわかりにくいです。
また、キャプチャをとった画像が自動でどこかに保存されるわけではありません。
ですから、キャプチャをとった後の画像は、エクセルに張り付けて加工したり、ペイントに貼り付けて必要な部分を切り取って加工したり、画像として保存したりするなどして利用してください。
もし、画面キャプチャをとった画像を加工などせず、そのまま自動で保存したい場合には、「Windows」キーを押しながら「Print Screen」キーを押します。
すると、キャプチャ画像が「ピクチャ」の「スクリーンショット」フォルダへ自動保存されます。(画像形式はPNGファイル)
とったキャプチャ画像はペイントやフォトショップで文字入れ加工などをして活用していきましょう。
参考:ペイントの使い方(写真加工方法)を解説。文字入力や「サイズ変更(基礎)~合成(応用)」もあわせて紹介!
参考:Photoshopの使い方(写真加工方法)を解説。切り取りしたイラストや画像をレイヤー活用で合成しよう!
アクティブなウィンドウのみのキャプチャをとる
プリントスクリーン機能を使用することで、上図のように画面最前面のアクティブになっているウィンドウ枠内のみのキャプチャをとることもできます。
※キャプチャがとれるのは、最前面の1つのウィンドウのみ
※アクティブなウィンドウがなければ、画面全体がキャプチャされる
まずはじめに、キャプチャをとりたいウィンドウをアクティブにします。
アクティブにする方法は以下の2つです。
方法①:「ALT」キーを押しながら「Tab」キーを押してウィンドウを切り替える
方法②:画面下の「タスクバー」をクリックしてウィンドウを切り替える
ウィンドウをアクティブにしたら、「ALT」キーを押しながら「Print Screen」キーを押します。
以上の操作で、現在アクティブになっているウィンドウの画面キャプチャをとることができます。
あとは、先ほどと同じようにエクセルやペイントを使用して画像を加工したり保存を行うなどして利用してください。
※全画面キャプチャの場合には、「Windows」キーを押しながら「Print Screen」キーで自動保存することができすますが、アクティブなウィンドウのみを選択してキャプチャをとる場合には自動保存する機能はありません。
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スニッピングツールの部分スクリーンショットは自由度が高くて便利!
画面全体もしくはウィンドウ枠内のキャプチャをとる場合には、プリントスクリーン機能だけで十分ですが、画面の一部だけをキャプチャできないところが難点です。
もし、画面内の必要な部分だけ欲しい場合には、ペイントなどで切り取って使用するしかありません。
そこで、おすすめしたいのが、Microsoftの標準ソフト「Snipping Tool(スニッピングツール)」です。
Snipping Toolは、Windows7、Windows8、Windows10全てのOSで使用することができます。
スニッピングツールが便利なところは、上図のように、画面上の自由な範囲の部分スクリーンショットをとることができることです。
それでは、実際にスニッピングツールの使い方を解説していきます。
以下の内容は、Windows7、Windows8、Windows10の全てのOSで共通している機能です。
※Windows10だけに「遅延」という機能が追加されていますが、これについては後ほど解説
スニッピングツールを起動する
Windows7、Windows8、Windows10の共通の手順は以下のとおりです。
- 画面左下の「スタートボタン(windowsマーク)」上で右クリック
- 一覧から「検索」を選択
- 検索ウィンドウに「Snipping Tool」と入力
- 「Snipping Tool」をクリック
用途に合わせて画面を切り取る
スニッピングツールで画面キャプチャをとるための方法は4つあります。
切り取った画像の使用用途に応じて使い分けてください。
- スニッピングツールを起動
- 「新規作成▼」をクリック
- 用途に合わせて切り取りツールを選択
1. 自由形式の領域切り取り
フリーハンドで自由にキャプチャ範囲を決めることができるツールです。
- 左クリックで始点を決め、キャプチャ範囲をトレース
- 左クリックを離すとキャプチャ範囲が確定
2. 四角形の領域切り取り
キャプチャ範囲が四角形の場合に使用します。
スニッピングツールの中で最も使用することが多い切り取り方法です。
- 左クリックで始点を決め、終点まで移動
- 終点で左クリックを離すとキャプチャ範囲が確定
3. ウィンドウの領域切り取り
ウィンドウ内の範囲をキャプチャするときに使用します。
先述した「ALT」キーを押しながら「Print Screen」キーを押した場合と同じ機能です。
4. 全画面領域切り取り
画面全体をキャプチャするときに使用します。
先述した「Print Screen」キーを押した場合と同じ機能です。
Windows10では「遅延」機能が追加
Windows10ユーザーの方であれば「遅延」機能も使用することができます。
遅延機能は、スニッピングツールの「新規作成」をクリックしたときに消える「スタートメニュー」や「右クリックで表示されるメニュー」などのキャプチャをとるときに有効です。
※Windows10以前では、プリントスクリーンで画面キャプチャをとり、ペイントなどで必要な部分の切り抜きが必要
「遅延」機能を使用するときの手順は以下のとおりです。
1.「遅延▼」をクリック
2.遅延させる秒数を選択(「新規作成」をクリックして、キャプチャをとる画面を表示させるまでの時間)
3.「新規作成」をクリック
4.遅延時間内にキャプチャを取りたい画像を表示させる
5.遅延時間が経過したら、キャプチャをとる範囲の始点で左クリック
6.終点で左クリックを離す
7.選択範囲のキャプチャが作成される
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