この記事の【目次】
Sponsored Links
eBayなどの海外物販ビジネスをしているとなくてはならないのがオンライン決済サービス「PayPal」。
しかし、PayPalにも手数料が発生しますし、換金タイミングにも注意する必要があります。
折角、ビジネスで利益を出しても手数料や換金時に損をしては台無しです。
なので、今回は必死に稼ぎだした利益を少しでも減らさないために、PayPalの手数料と換金タイミングについて解説していきます。
PayPalの受け取り手数料を極める
PayPalの受け取り手数料にはいくつか種類がありますので紹介していきます。
基本的な引き出し手数料
銀行の所在地 | 通貨 | 引出手数料 | |
---|---|---|---|
無料 | ¥250 JPY | ||
日本 | JPY | ¥50,000 JPY以上を引き出す場合 | ¥50,000 JPY未満を引き出す場合 |
アメリカ合衆国 | USD | 無料 |
※金融機関により別途手数料が必要な場合もあります。
商品販売による代金受け取り手数料
基本的な受け取り手数料(標準レート)は 受け取り額×3.6% + 40円です。
しかし、PayPalにはマーチャントレートというものがあり、ペイパルによる売り上げ高が高くなればなるほど手数料が安くなります。
月間(前月月初~月末)販売の受取り総額 | 取引あたりの手数料 |
---|---|
¥0 JPY - ¥300,000 JPY | 3.6% + ¥40 JPY |
¥300,001 JPY - ¥1,000,000 JPY | 3.4% + ¥40 JPY |
¥1,000,001 JPY - ¥10,000,000 JPY | 3.2% + ¥40 JPY |
> ¥10,000,000 JPY | 2.9% + ¥40 JPY |
マーチャントレートの申請方法
PayPalに登録するだけでは、マーチャントレートの適応はされず、申請が必要です。
参考:PayPalの為替レートや受け取り手数料を極める!ペイパルは引き出し換金タイミングが非常に重要。
売上が30万を超えたら申請しないと損なのですぐに行いましょう。
※1度申請を却下されると1か月間は再申請できませんので注意してください。
また、一度マーチャントレートにアップグレードしても、月30万円以上を維持しなければダウングレードされます。
もしダウングレードされても最申請は必要ありませんので、月30万円以上稼ぐことができれば、翌月はマーチャントレートが適応されます。
- 「決済サービス導入」をクリック
- 「手数料」をクリック
- 「マーチャントレートの申請条件を見る」をクリック
- 「マーチャントレート利用を申請する」をクリック
- 必要事項を入力
- 「送信」をクリック
少額決済時(マイクロペイメント)の手数料
PayPalでは少額決済の場合、通常の手数料よりも低くなる制度があります。
受け取り | 少額決済時の手数料 |
---|---|
国内からの支払い | 5% + 7円 |
国外からの支払い | 6% + 7円 |
ただし、少額決済手数料を適用するとマーチャントレートは適用されません。
そこで、ペイパルによる決済がいくら以下であれば、少額決済(マイクロペイメント)のほうがお得なのか記載します。
月間販売の受取り総額 | 取引商品・サービスの価格 | |
---|---|---|
国内 | 海外 | |
¥0 JPY - ¥300,000 JPY | ¥2,357 JPY 以下 | ¥1,571 JPY 以下 |
¥300,001 JPY - ¥1,000,000 JPY | ¥2,062 JPY 以下 | ¥1,432 JPY 以下 |
¥1,000,001 JPY - ¥10,000,000 JPY | ¥1,833 JPY 以下 | ¥1,319 JPY 以下 |
> ¥10,000,000 JPY | ¥1,571 JPY 以下 | ¥1,178 JPY 以下 |
少額決済(マイクロペイメント)の申請方法
少額決済(マイクロペイメント)の適応には、マーチャントレートと同様 申請が必要です。
必要に応じて申請を行ってください。
尚、手順はカスタマーサービスへ直接電話する方法しかありません。
- PayPalにログイン
- 「ヘルプ・オア問い合わせ」をクリック
- 「カスタマーサービスに電話する」をクリック
- 一時お問い合わせ用番号を控える
- サポートへ電話し、一時お問い合わせ用番号を入力したのち、少額決済手数料の申請をしたい旨を伝える
Sponsored Links
ペイパルの引き出し換金タイミングは為替レートが重要
eBay物販ビジネスをしていてPayPalで商品代金を受け取る際は基本的にドルです。
参考:eBay出品方法を徹底紹介!【初心者向け最新版】商品詳細から送料や費用設定までを分かりやすく解説。
つまり、私たち日本人がそのドルを使うには円に換金しないといけません。
PayPalは簡単に日本の口座に引き出す機能を有していますので操作は楽ですが、予め注意しておかないといけないことがあります。
それは、PayPalの為替レートです。
そして、実はこの為替レートは実際のリアル為替レートとは少しズレがあります。
為替とは非常に変動が激しいものであり、この少しのズレが非常に重要なポイントになります。
例えば、「ギリシャの財政破たん」「リーマンショック」「イギリスのEU離脱」「トランプ大統領就任」など、この様な海外の一大ニュースは世界の為替相場に大きな影響を与えます。
また、政治家や日銀総裁などの発言一つで1円~2円の円安、円高は日常茶飯事でしょう。
つまり、為替レートはいつ上げるかも、いつ下がるかも分らない為、ドルを円に換金するタイミングによっては得をしたり損をしたりしてしまいます。
正直、ここまでは「そんなことあたりまえ…」と言われてしまいそうですが、実際にお伝えしたかった内容は、この実際の為替レートとPayPalの為替レートには変動タイミングのズレがあるということです。
どの様なズレがあるかと言うと、PayPalの為替レートは基本的にリアルレートより1日程 ズレると思っておいた方がよいでしょう。
日付 | リアル | PayPal |
---|---|---|
1日 | 124.50 | 121.50 |
2日 | 122.50 | 121.50 |
3日 | 122.50 | 119.50 |
このような現象が起こります。
着目して欲しいのは、1日から2日にかけてのリアルレートの円高進行です。
そして、PayPalレートが円高進行しているのは2日ではなく3日ということです。
(PayPalには為替手数料も存在するので、仮にリアル相場 – 3円で計算してます。)
つまり、世界で大惨事が起きたり、政治家の発言で急に円高が進行してもすぐに換金処理を行えば、円高進行前のレートで引き出しが可能ということになります。
もちろん、逆のパターンも考えなければなりません。
急激な円安の進行です。
この場合は、PayPalの円安も十二分に進んでから引き出しをしたいので、ニュースが流れたらすぐに引き出しをするのではなく、少し待ってから換金する様にしましょう。
なお、PayPalには「通貨換算ツール」というものが存在しますので、最初の頃は毎日のリアル為替の流れとPayPalの為替の流れを紙に書いたりしてイメージを掴むとよいでしょう。
Sponsored Links