この記事の【目次】
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イーサリアムのウォレットと言えば、MyEtherWallet(マイイーサウォレット)が有名ですが、もっとお手軽で扱いやすいイーサリアムウォレットがあります。
「MetaMask(メタマスク)」と呼ばれているウォレットで、なんとChromeブラウザのプラグインとして動作するのです!
もちろん、Chrome上でしか使えませんので、他のブラウザ、例えば Microsoft Edgeや、Firefoxなどを使っている人は、この機会にChromeもインストールしてしまいましょう。
また、ICOによっては「MyEtherWalletでないとダメ」や、逆に「MetaMaskでないとダメ」というものもありますので、両方持っておくと便利ですね。
MetaMaskには、秘密鍵をインポートする機能もありますので、いま使っているMyEtherWalletの秘密鍵をインポートすると、MetaMask上でMyEtherWalletのウォレットにもアクセスできますよ。
他にも、
- ブラウザウィンドウの右上で動作するので作業がラク
- 新しいイーサリアムアドレスの生成が簡単
- 複数アドレスを1つのウォレットで管理可能
- EtherDelta(イーサデルタ)取引所を使うときは必須
など、メリットがたくさんありますので、この機会に是非作っておきましょう。
なお、こちらはYouTubeでも詳しく解説していますので、是非、ご覧下さい。
MetaMask(メタマスク)をChromeに追加する方法
メタマスクはChromeブラウザのプラグインですので、まずはプラグインをインストールするところからはじめます。
Chrome以外のブラウザでは、メタマスクは使えませんので、注意してくださいね。
まず、下記のリンクからメタマスクの公式サイトを表示します。
MetaMaskのインストール
メタマスクの公式サイトを表示したら「GET CHROME EXTENSION」をクリックします。
- MetaMaskが表示されるので「+ CHROMEに追加」をクリック
- 「MetaMaskを追加しますか?」と表示されるので「拡張機能を追加」をクリック
これでChromeのプラグインのインストールが完了しました。
ブラウザの上部に狐マークのアイコンが表示されますので、それをクリックします。
このアイコンをクリックすることで、MetaMaskが起動します。
- 狐マークのアイコンをクリック
- 「Get Started」をクリック
- You let’s get set UP!(右側)の「Creat Wallet」をクリック
- 「I agree」をクリック
次にMetaMaskのパスワードの設定画面が表示されます。
大事なコインを管理するウォレットですので、半角英数記号を合わせて最低でも32文字以上のパスワードを設定しておきましょう。
- 設定するパスワードを入力
- 同意するにチェック
- 「作成」をクリック
- 「CLICK HERE TO REVEAL SECRET WORDS」をクリック
- 表示されているSEED情報(12個の英単語)を控える
- 「次へ」をクリック
- 表示されているSEED情報(12個の英単語)を選択していく
- 「確認」をクリック
- 「All Done」をクリック
→パスワードと同じくらい重要
このSEED情報は、このウォレットが何らかの原因により紛失した場合(アクセスできなくなった場合)に、ウォレットを復元するためのものです。
絶対に第三者に漏れないように、大切に保管してください。
画面一番下の「SAVE SEED WORDS AS FILE」をクリックすると、このSEED情報がテキストファイルとして保存することができますよ。
SEED情報を使ってウォレットを復元する場合は、起動画面にある「Restore from seed phrase」をクリックして、12個の英単語を入力してください。
ウォレット名の変更
MetaMaskは複数のウォレットを作成できますので、今回作ったウォレット名を変更しておきましょう。
- アカウント情報から「詳細」をクリック
- ペンマークをクリック
- 任意のアカウント名を入力
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MetaMaskの基本的な使い方(入金と送金方法)
メタマスクは、Chromeブラウザのどのタブ(ウィンドウ)からも表示できますので非常に便利です。
ここでは、ウォレットの最も基本的な機能である、入金と送金方法について説明しますが、どれも簡単ですのですぐに使いこなせると思いますよ!
ウォレットへの入金方法
- 「振込」をクリック
- Etherを直接入金から「アカウントを見る」をクリック
- QRコードとアドレスが表示されます
ウォレットからの送金方法
- 「送信」をクリック
- 送金先アドレスを入力
- 送金する通貨を選択
- 送金する量を入力
- 「次へ」をクリック
- 内容に間違えがなければ「確認」をクリック
- CONFIRMEDと表示されれば完了
ガスリミット(Gas Limit)とガス価格(Gas Price)の詳細については、下記の記事を参考にしてください。
参考:ガスリミット(Gas Limit)とはイーサリアムの手数料の設定。ガス価格(Gas Price)を上げて送出失敗を防止!
ログアウト(ロック)する場合は、ホーム画面の右上のハンバーガーアイコン「三」をクリックして「Lock」を選択してください。
EtherScan(イーサスキャン)の表示
送金したコインがどうなっているか心配になったことはありませんか?
そんなときに便利なのが Etherscan です。
イーサリアムのブロックチェーン上で、いま送金したトランザクションがどのような状態になっているのか、確認することができます。
- 「詳細」をクリック
- 「Etherscanでアカウントを確認」をクリック
- Etherscanへページが切り替わります
複数ウォレットを管理するためのメタマスクの機能
メタマスクは、1つのツールで複数のウォレットを作ることができます。
また、既に使っているMyEtherWalletなど他のウォレットをインポートして、メタマスク上で使うこともできます。
まずは、複数のウォレットを作ってみましょう。
新規ウォレットの作り方
- 画面上部右の人の丸型アイコンをクリック
- 「アカウントの作成」をクリック
- 任意のアカウント名を入力
- 「作成」をクリック
もちろんメタマスク内のウォレット同士の送金もできますよ!
また、先ほどと同じように画面上部右の人の丸型アイコンをクリックすると、ウォレットの一覧が表示されますので、そこで表示するウォレットを切り替えることができます。
ウォレット名の左側の丸い模様は各ウォレット(アドレス)ごとに違います。
既存のウォレットの追加(インポート)
- 画面上部右の人の丸型アイコンをクリック
- 「アカウントのインポート」をクリック
- 「秘密鍵」、または「JSON File」を選択
- インポートするウォレットの秘密鍵を入力(「秘密鍵」を選択した場合)
- 「追加」をクリック
3.で「JSON File」を選択した場合は、4.でJSON Fileを選択してください。
一度作成したウォレットを削除する場合は、SEED情報をバックアップし、再度メタマスクを新規作成した後、SEED情報を使ってウォレットを復元するしか方法がありません。
必要な分だけ作成するようにしましょう。
カスタムトークンを送金する方法
メタマスクは、トークンを受け取ることはできますが、送金することはできません。
なので、メタマスクで受け取ったトークンは、マイイーサウォレットの機能を使って送金します。
ただし、自分のPCにダウンロードしたマイイーサウォレットでは、この機能は使えませんので、必ずオンライン上のマイイーサウォレットを使ってください。
まずは、メタマスクにログインした状態で、上記のリンクをクリックしてマイイーサウォレットの画面を表示します。
- 「マイウォレットへアクセス」をクリック
- 「MetaMask」をクリック
- 以下を許容するにチェック
- 「マイウォレットへアクセス」をクリック
- 「Connect」をクリック
これで、メタマスクのアドレスが、マイイーサウォレットで表示できました。
あとは、通常のマイイーサウォレットの送金方法で、送金すれば大丈夫です。
マイイーサウォレットの使い方については、以下の記事を参考にしてください。
参考:MyEtherWallet(マイイーサウォレット)の登録方法。日本語表示や送金・入金などの使い方も徹底解説!
ただし、マイイーサウォレット側に追加されていないトークンの場合は、カスタムトークンの追加が必要です。
マイイーサウォレットの「カスタムトークンを追加」をクリックして、メタマスクにカスタムトークンを追加したときと同じ情報を入力してください。
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