この記事の【目次】
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2018年3月7日に、Ledger Nano S(レジャーナノS)の最新ファームウェア ver 1.4.1がリリースされました。
セキュリティ問題の改善が含まれているため、必ずファームアップしておきましょう。
ファームアップの方法については、下記の記事を参考にしてください。
参考:Ledger Nano S(レジャーナノS)のアップデート方法。更新できない場合の対応方法や注意事項も合わせて解説!
コインチェックのNEM不正送金事件により、仮想通貨の保管方法について、改めて考えさせられた人も多いのではないでしょうか。
ただ、「ウォレットに入れておけば安全」ということはわかっていても、送金の手間を考えると、どうしても取引所に置きっぱなしにしたくなりますね。
もちろん、すぐに売買する可能性があるものについては「取引所に置いておく」という選択肢もありますが、いわゆる「ガチホ」で今後売買する予定がないものについては、やはり自分のウォレットに移しておいたほうが安心です。
ウォレットといっても、いろんな種類がありますが、安全性と利便性のバランスが最もよいのは、ハードウェアウォレットでしょう。
ここでは、ハードウェアウォレットの中で最も有名で、対応している仮想通貨も多い「Ledger Nano S(レジャーナノS)」の購入方法と使い方について解説します。
なお、ハードウェアウォレットは、必ずメーカーサイトか正規代理店から購入しましょう。
ネットショップや、オークションサイト、フリマアプリなどの個人売買サイトで購入すると、詐欺(ウォレットの中の通貨を盗まれる)の可能性があり、非常に危険です。
Earth Ship社は、Legder社の公式サイトでも紹介されている正規代理店なので安心です。(もちろん日本語です)
Ledger Nano S(レジャーナノS)のご購入はこちらから(Earth Ship社サイト)
ビジネスインフィニティメンバーも、このサイトから購入しています。
ハードウェアウォレットの必要性
大多数の人は、仮想通貨を取引所で購入後、そのまま取引所で保管しているでしょう。
これは、取引所が安全な場所であれば、特に問題はありません。
しかし、仮想通貨取引所は過去に何度もハッキング問題を起こしており、先日もコインチェックからNEMが不正送金される事件が起きています。
今後は、取引所ではなく、ウォレットでの保管が一般常識となっていくでしょう。
コインチェックのNEM不正送金問題に学ぶ
コインチェックのNEM不正送金問題で、日本の取引所すら安心できないことがわかりました。
将来的には取引所のセキュリティレベルも向上すると思いますが、少なくとも現時点では、自分自身で仮想通貨を守るしかありません。
コインチェックの記者会見で、セキュリティ体勢についての記者からの指摘の中に「マルチシグ」と「コールドウォレット」がありましたが、これらはどちらも不正送金を防ぐためのものです。
そして、コインチェックのNEMは、このどちらも対応をしていないことが問題視されました。
「マルチシグ」については管理方法が難しく、個人で導入するのは、あまり実用的ではありませんが、「コールドウォレット」は個人でも簡単に導入することができます。
それを実現するのが、ハードウェアウォレットです!
ハードウェアウォレットのセキュリティ
ハードウェアウォレットは、コールドウォレット(ネットワークに繋がっていないウォレット)の一種で、ハッキングの心配がなく、仮想通貨のウォレットとしては、最高レベルのセキュリティを実現しています。
筐体はUSBメモリに似ており、仮想通貨の入出金時はPCのUSBポートに繋いで操作しますが、それ以外はPC(ネットワーク)から完全に遮断されたデバイスです。
したがって、ネットワーク上で秘密鍵を管理するウェブウォレットや、ネットワークに接続された自宅PCで秘密鍵を管理するデスクトップウォレットなどよりも、ハッキングリスクが大幅に少なくなります。
もちろん、故障などで動作しなくなる可能性もありますが、リカバリーフレーズさえあれば、新品のハードウェアウォレットを使って自分のウォレットが復元できます。
また盗まれた場合でも、ハードウェアウォレット自体にPINコードというパスワードが設定されており、3回間違えると自動的に初期化されて中の通貨が盗まれるのを防ぎます。(この場合もリカバリーフレーズで復元することができます)
一般的にセキュリティは、安全性と利便性のトレードオフであり、安全なものは手間がかかり、手間がかからないものは安全性が低くなります。
このハードウェアウォレットは、安全性と利便性のバランスが非常によいウォレットです。
これを機に、大切な仮想通貨をハードウェアウォレットで保管するようにしましょう。
Ledger Nano S(レジャーナノS)の購入方法
レジャーナノSは、対応通貨も多く非常に人気のあるハードウェアウォレットです。
そのため、ネット上の色んなサイトから入手することができます。
しかし、ハードウェアウォレットを使った詐欺も増えているため、メーカーサイトや正規代理店サイト以外からの購入は非常に危険です。
ハードウォレットの購入は正規代理店が必須
過去に「中古品のハードウォレットを購入して仮想通貨を盗まれた」「開封品を購入し予め記入されていたリカバリーフレーズを使用して仮想通貨を盗まれた」「ハードウェアウォレット自体が改造品であった」など、中古品や開封品を安く購入して、盗難の被害にあった事例があります。
ハードウェアウォレットは、ネットショップや、オークションサイト、フリマアプリなどの個人から購入するのではなく、必ずメーカーサイトか正規代理店から直接購入し、手元に届いたら、開封跡がないかどうかまず確認しましょう。
そして、必ず初期化してから使いましょう。
正規代理店(Earth Ship社)サイトからの購入方法
Earth Ship社は日本の会社で、レジャーナノSの開発元であるLegder社(フランス)の公式サイトで紹介されている正規代理店です。
購入方法は、まずEarth Ship社の公式販売サイトを表示します。
Ledger Nano S(レジャーナノS)の購入はこちらから(Earth Ship社サイト)
このサイトで「Ledger Nano S」をクリックします。
「Ledger Nano S + USB Type-C」のほうは、Mac用の変換コネクタが付いたセットなので、必要に応じてどちらを購入するか決めましょう。
- 購入する個数を入力
- 「カートに入れる」をクリック
「カートに入れる」をクリックすると、カート画面になりますので、「お支払いへ進む→」をクリックします。
- 氏名、郵便番号、住所、電話番号、メールアドレスを入力
- 支払い方法を選択
- 「注文する」をクリック
これで、購入手続きは完了です。
サポートしている仮想通貨(2018年2月時点)
2018年2月時点で、レジャーナノSがサポートしている通貨は、以下のようになっています。
- Bitcoin
- Ethereum
- Litecoin
- Dogecoin
- Zcash
- Dash
- Stratis
- Ripple
- HELLO
- Bitcoin Cash
- Komodo
- Ethereum Classic
- Posw
- Ark
- Expanse
- Ubiq
- PIVX
- Vertcoin
- Viacoin
- Neo
- Stealthcoin
- Bitcoin Gold
- Stellar
- HCash
- Digibyte
- Qtum
Ledger Nano S(レジャーナノS)の使い方
レジャーナノSへの仮想通貨の送金や出金は、とても簡単です。
取引所間で仮想通貨を送金するのと同じように、レジャーナノSのウォレットアドレスを指定して送金するだけですね。
購入後の手順は、
- レジャーナノSの初期設定
- ウォレットアプリのインストール
- 仮想通貨を送金(出金)
ですが、1.と2.は、基本的には一度やったら終わりです。
初期設定に少々手間がかかりますが、大切な仮想通貨を守るためですので、がんばって設定しましょう!
初期設定の準備
レジャーナノSへの仮想通貨の送金は、PCのアプリを使って行います。
このため、PC(MacかWindows7以降の64ビット版)とChromeブラウザが必須です。
これらの環境がない場合は、レジャーナノSが使えないので注意してください。
パッケージの開梱と付属品の確認
レジャーナノSが届いたら、まず開梱して付属品の確認をしましょう。
付属品は、
- レジャーナノS本体
- 長いストラップ
- 短いストラップ
- 金属のリング
- USBケーブル
- シート3枚(封筒に入っている)
の8点です(2018年2月時点)。
レジャーナノSの基本操作
レジャーナノSには、上部に左右2つのボタンがあります。
液晶画面を見ながら、この2つのボタンを使って操作します。
操作方法は液晶画面の表示によって違いますが、基本的には以下のようになっています。
- 左ボタン、右ボタンの片方押し
- 左右ボタン同時押し
→数字の増減、左右スクロール、[X](キャンセル)と[v](OK)の選択など
→操作の確定、英文表示中の文章送り(スクロール)など
レジャーナノSには電源スイッチはありません。
PCとUSBケーブルで接続すれば、自動で電源がONになり、ケーブルを抜けば自動で電源がOFFになります。
PINコードとリカバリーフレーズ
レジャーナノSには、「PINコード」と「リカバリーフレーズ」という非常に重要な2つの設定(データ)があります。
PINコードとは、レジャーナノSの操作を可能にするためのパスワードです。
USBケーブルを接続すると、まずこのPINコードの入力を求められます。
これを入力しないと仮想通貨の送金(出金)ができない仕組みとなっていて、3回間違えると自動的にウォレットが初期化されます。
これによって、レジャーナノS本体が紛失や盗難などの被害にあっても、保管している仮想通貨を簡単には盗めないようになっています。
リカバリーフレーズは、レジャーナノSが故障したり、紛失したりした場合に、ウォレットを復元(複製)するための24語(または18語か12語)の英単語です。
初期化後に、このリカバリーフレーズを入力すると、過去に作成したウォレットを復元することができます。
もちろん保管されている通貨も全て復元されます。
ただし、第三者に漏れると、あなたのウォレットを複製することができますので、保管している通貨が盗まれる可能性があります。
PINコードもリカバリーフレーズも絶対に第三者に漏れないように、そして紛失しないように大切に保管してください。
もしリカバリーフレーズを紛失すると、ウォレットに保管している通貨が取り出せなくなる可能性があります。
ハードウェアウォレットの初期設定
ではここからは、実際の初期設定を行っていきましょう。
①PC(パソコン)と接続する
レジャーナノSをパッケージから出して、付属のUSBケーブルでPC(パソコン)と接続します。
接続すると自動で電源が入り、液晶画面に「Welcome」と「Press both buttons to begin」(始めるには両方のボタンを押してください)と、交互に表示されますので、左右のボタンを同時押しします。
すると、いろいろな英文が表示されますが、ボタンの操作説明ですので、特に読む必要はありません。
もう一度、左右のボタンを同時押しすると、次に進むことができます。
②新しいウォレットとして設定する
液晶画面に「[X] Configure as new device? [v]」(新しいデバイスとして設定しますか?)と表示されます。
この両端の[X]と[v](チェックマーク)は、それぞれ左右のボタンと連動しており、左ボタンを押すと[X]キャンセル、右ボタンを押すと[v]新しいデバイスとして設定する、となります。
ここでは新しいデバイスとして設定しますので、右ボタンを押します。
既にあるリカバリーフレーズでウォレットを復元する場合は、左ボタンを押します。
③PINコードを設定する
液晶画面に「1. Choose a PIN code」(PINコードを選択する)と表示されますので、左右のボタンを同時押しします。
液晶画面に「[v] PIN code [^]」と表示されますので、左ボタン(数字を小さくする)、右ボタン(数字を大きくする)、左右同時押し(1桁確定)を使って、4桁から8桁のPINコードを設定します。
PINコードは、今後レジャーナノSを使い始めるときに毎回入力する必要がありますので、覚えやすい数字を設定し、紛失しないように大切に保管しておきましょう。
このPINコードを忘れると、レジャーナノSにアクセスできなくなりますので注意してください。
また、セキュリティを強化するため、必ず8桁の数字を設定しておきましょう。
設定した数字を1桁戻りたい場合は、「X」マークを表示して左右同時押しをすると戻れます。
途中の桁数で終了したい場合は「v」マークを表示して左右同時押しします。
④PINコードを確認する
入力が終わると、液晶画面に「2. Confirm your PIN code」(PINコードを確認する)と表示差荒れますので、左右同時押しをします。
その後、先ほどと同じように、設定したPINコードを入力してきます。
入力が終わったら、左右同時押しで次へ進みます。
⑤リカバリーフレーズの保管
液晶画面に「3. Write down your recovery phrase」(リカバリーフレーズを書き留める)と表示されますので、左右同時押しをします。
リカバリーフレーズが1つずつ表示されますので、付属のリカバリーフレーズ記入用シートに1語ずつ、スペルミスをしないように24語分をメモしていきます。(左右のボタンで、リカバリーフレーズのスクロールができます)
リカバリーフレーズは、レジャーナノSが故障したり紛失したりした時に、ウォレットを復元するためのものですので、大切に保管しておきましょう。
24語目をメモしたら、左右同時押しをします。
リカバリーフレーズは、全て英単語(小文字)です。
⑥リカバリーフレーズの確認
液晶画面に「4. Confirm your recovery phrase」(リカバリーフレーズを確認する)と表示されますので、左右同時押しをします。
液晶画面に「Select word #**」(**番目の単語を選ぶ)と表示されますので、**(1~24)番目に該当する単語を、先ほどのメモで確認し、左右ボタンを使って該当する単語を探します。
該当する単語が見つかれば、左右同時押しで確定します。
これを何回か繰り返して、全て正解であれば「Your device is now ready」(あなたのデバイスは準備が完了しました)と表示されます。
左右同時押しをすると、初期設定が完了し、レジャーナノSが起動します。
⑦一旦初期化してウォレットを復元する
初期設定が完了すると、ウォレットとして使える状態になりますが、ここでは念のため、一度初期化を行い、先ほどメモしたリカバリーフレーズで正しく復元されるかどうか、確認してみましょう。
この手順は必須ではありませんが、仮にリカバリーフレーズのメモが間違っている状態で通貨を入れてしまうと、もしものときにウォレットが復元できなくなります。
少々手間ですが、まだ通貨が入っていない状態で、リカバリーフレーズを使ってウォレットの復元を試しておきましょう。
レジャーナノSがUSBケーブルで接続されている場合は、一旦抜いて、再度接続します。
レジャーナノSの液晶画面に、PINコードの入力画面が表示されますので「左右のボタンを使って数字を選択、左右同時押しで1桁確定」を繰り返し、PINコードを入力します。
このとき、3回連続でPINコードを間違えると、自動で初期化されますので、ここではわざと3回間違いましょう。
PINコードは最低4桁ですので、例えば「5555」などで3回入力すれば(間違えれば)、それで初期化されます。(「5555」で間違いを起こす場合は、左右同時押しを繰り返せば、そのまま3回間違えることができます)
途中、英文が次々と表示されますが、左右同時押しでどんどん進めていきます。
最終的に3回間違えた後、液晶画面に「Welcome」と表示されれば初期化完了です。
この後は、先ほどの「①PC(パソコン)と接続する」から、もう一度やり直しますが、今度は新しいデバイスとして設定するのではなく、リカバリーフレーズから復元してウォレットを作成します。
- 「Press both buttons to begin」(始めるには両方のボタンを押してください)と表示されるので左右同時押し
- 「[X] Configure as new device? [v]」(新しいデバイスとして設定するか?)と表示されるので左ボタン([X])を押す
→英文が表示されたら、左右同時押しで進める
液晶画面に「[X] Restore configuration? [v]」(構成を復元しますか?)と表示されるので、右ボタン([v])を押します。
「2. Confirm your PIN code」(PINコードを確認する)と表示されるので、左右同時押しをします。
そうすると、PINコードの設定画面が表示されますので、先ほどと同じようにPINコードを再設定します。
ここで設定するPINコードは、先ほど設定したPINコードと同じでもいいですし、違うものでもいいのですが、ここで設定したPINコードが最終のPINコードになります。
PINコードの入力が終わると、「2. Confirm your PIN code」(PINコードを確認する)と表示されますので、左右同時押しをして、先ほど入力したPINコードをもう一度入力します。
液晶画面に「3. Enter your recovery phrase」(リカバリーフレーズを入力してください)と表示されますので、左右同時押しをします。
「Select the number of words to restore(復元フレーズの数を選択)」と表示されるので、左右同時押しをします。
「12-24-18 words」と表示されますが、先ほどメモしたリカバリーフレーズは、24個(の英単語)ですので、そのまま左右同時押しをします。
「Enter first letters of word #1(1つ目の単語の初めの英字を入力する)」と表示されるので、左右同時押しをします。
「Z-A-B」と表示されますので、
- 左ボタンと右ボタンで英字をスクロールする
- 左右同時押しで1文字確定(中心に表示されている英字が確定)
を繰り返し、1つ目のリカバリーフレーズの英単語を入力します。
入力を間違えた場合は、[X]を表示して左右同時押しをすると1文字消去することができます。
何文字か入力すると、英単語を選択するモードに自動で切り替わりますので、左ボタンと右ボタンで英単語を選択し、左右同時押しで確定しましょう。
これを24単語分繰り返します。
少々手間ですが、がんばって入力しましょう。
英字を入力するごとに、次に選択できる英字の数が減っていきますので、入力は意外と速く進みます。
24単語分を入力し終わると「Your device is now ready(あなたのデバイスの準備が整いました)」と表示されます。
これで復元することができました。
左右同時押しをすれば、レジャーナノSが起動します。
本当に故障した場合や、紛失して新しいレジャーナノSにウォレットを復元するときにも、同じ手順で行いましょう。
ウォレットアプリのインストール
レジャーナノSには、ウォレットアプリ(PC上のアプリ)が3種類用意されています。
- Ledger Wallet Bitcoin & Altcoins
- Ledger Wallet Ethereum
- Ledger Wallet Ripple
→ビットコインと、その他アルトコイン用アプリ
→イーサリアム用アプリ
→リップル用アプリ
これらは、PC上で動作するアプリですが、これとは別にレジャーナノS側にもアプリが必要です。
このレジャーナノS側のアプリを管理するのが「Ledger Manager」です。
Ledger Managerを使うと、レジャーナノS本体側に各通貨用のアプリをインストール(または削除)することができます。
レジャーナノSには、はじめからビットコイン、イーサリアムの2つのアプリが入っていますが、それ以外の通貨を保管する場合は、Ledger Managerを使ってレジャーナノS本体に該当する通貨のアプリをインストールしておく必要があります。
Ledger Walletのインストール
「Ledger Wallet Bitcoin & Altcoins」「Ledger Wallet Ethereum」「Ledger Wallet Ripple」は、どれもChromeブラウザの拡張機能として動作し、インストール方法も同じです。
ここでは、「Ledger Wallet Bitcoin & Altcoins」について解説します。
まずは、Ledger社の公式サイトのダウンロードページを表示します。
「Ledger Nano S」をクリックし、続けて「Ledger Wallet Bitcoin & Altcoins」をクリックします。
「Ledger Wallet Bitcoin & Altcoins」は、Chromeブラウザの拡張機能ですので「CHROMEに追加」をクリックし、「Ledger Wallet Bitcoin」を追加しますか?」で「アプリを追加」をクリックすれば、インストールは完了です。
Ledger Walletの起動
ここで一度「Ledger Wallet Bitcoin & Altcoins」を起動しておきましょう。
インストールが完了したら、Chromeブラウザのアプリ一覧画面が表示されると思いますので「Ledger Wallet Bitcoin」をクリックします。
レジャーナノS側もビットコインアプリを選択します。
レジャーナノSの接続を外した場合は、再度USBケーブルで接続し、PINコードを入力して動作できる状態にしておきます。
ここでは、ビットコインのLedger Walletを起動しましたので、レジャーナノS側も、左右のボタンでアプリをスクロールさせて、ビットコインのアプリを表示している状態で、左右同時押しで確定します。
同期がはじまり、しばらくするとLedger Wallet(PC側のアプリ)が起動して、下記の画面になります。
送金手順は、後述しますので、ここではウィンドウ右上の「X」をクリックして、一旦アプリを終了しておきましょう。
レジャーナノSは、右ボタンを押して「Quit app」を表示し、左右同時押ししてアプリを終了しておきます。
レジャーナノSと、PCのLedger Walletアプリを接続した状態で、何も操作しない時間が続くと、自動でタイムアウトして接続が切れます。
その場合は、レジャーナノSで左右同時押しをして、PINコードの入力からやり直してください。
Ledger Managerのインストール
次は「Ledger Manager」をインストールします。
ビットコイン、イーサリアム、リップル用のアプリは「Ledger Manager」を使用しなくても、はじめからインストールされていますので、それらの通貨を保管する場合は、この説明は読み飛ばしてください。
先ほどと同じように、Ledger社の公式サイトのダウンロードページを表示します。
「Ledger Manager」もChromeブラウザの拡張機能ですので、インストール方法は先ほどの「Ledger Wallet Bitcoin & Altcoins」と同じです。
「App Manager」をクリックした後、「CHROMEに追加」をクリックし、「「Ledger Manager」を追加しますか?」で「アプリを追加」をクリックすれば、インストールは完了です。
Ledger Managerの起動
「Ledger Manager」も一度起動しておきましょう。
「Ledger Manager」は、レジャーナノSを接続していないと起動画面で止まってしまいますので、予めレジャーナノSをUSBケーブルで接続し、PINコードを入力して動作できる状態にして後、Ledger Managerのアイコンをクリックします。
各通貨の「↓」アイコンをクリックすると、それぞれに対応するアプリがレジャーナノSにインストールされます。
レジャーナノSの液晶画面に「[X] Allow Ledger manager? [v]」と表示されますので、右ボタンを押します。
インストールしたら、レジャーナノSの画面で該当する通貨のアプリが追加されているか、確認しましょう。
ゴミ箱アイコンを押すと、各通貨のアプリがレジャーナノS上から削除されます。
ビットコインの送金
それでは、レジャーナノSにビットコインを送金してみましょう。
ここでは、ビットフライヤーからビットコインをレジャーナノSに送金する方法について説明しますが、他の取引所や他の通貨の送金の場合は、適宜読み替えてください。
まずは、レジャーナノSをPCと接続し、PC側のアプリとレジャーナノS側のアプリを起動します。
先述の通り、
- レジャーナノSをUSBケーブルでPCに接続
- PINコードを入力して、レジャーナノSを起動
- レジャーナノSで送金するアプリ(ここではビットコイン)を選択し左右同時押し
- PCのChromeブラウザで、Ledger Walletアプリを起動
を行います。
Ledger Walletアプリを起動する場合は、Chromeブラウザ上部のブックマークバーの「アプリ」の中に、インストールしたアプリが追加されていますので、その中の「Ledger Wallet」をクリックします。
もし「アプリ」がない場合は、Chromeのアドレスバーに「chrome://apps/」と入力し「Enter」を入力すると、アプリ一覧が表示されます。
Ledger Walletを起動すると「BITCOIN」「BITCOIN CASH」かを、まず選択します。
ここでは「BITCOIN」をクリックします。
続いて、レガシーアドレスか、Segwit対応アドレスかを選択します。
いままでレガシーアドレスを使って入れば「LEGACY」、今回新規に使うのであれば「SEGWIT」をクリックします。
「SEGWIT」を選択すると、Segwit対応アドレスを使うことになり、一般的には送金スピードが速く、送金手数料も安くなります。
walletと同期した後、PCのLedger Walletアプリが起動します。
ビットコインをレジャーナノSに送金するためには、画面上部の「↓受信」アイコンをクリックします。
レジャーナノSのビットコインアドレスが表示されますので、これをコピーしてビットフライヤーの送金先に入力します。
- ビットフライヤーのログインし、左側メニューの「入出金」をクリック
- 「BTC ご送付」をクリック
- 適当なラベルを付けて、レジャーナノSでコピーしたビットコインアドレスを追加
ビットフライヤーは送金先を一旦登録(追加)する必要がありますので、まずはレジャーナノSのビットコインアドレスを登録します。
ただし、レジャーナノSのアドレスは変わる可能性がありますので、必ず毎回アドレスを確認するようにしてください。
あとは登録したレジャーナノSのアドレスに、ビットコインを送金します。
- 先ほど登録したレジャーナノSのアドレスを選択
- 送金数量を入力
- 「ビットコインを外部アドレスに送付する」をクリック
しばらくするとPC上のLedger Walletアプリのクイックルックに送金したビットコインが反映されます。
これで、ビットフライヤーからレジャーナノSにビットコインを送金することができます。
リップル(Ripple)の初回送金は20XRP以上で送付する必要があります。それ以下のXRPは受け入れに失敗しますので注意してください。
また、初回送金の20XRPはアカウントのアクティベーションのために消費されます。
ビットコインの出金
次はレジャーナノSからビットコインをビットフライヤーに出金してみましょう。
今度は逆に、ビットフライヤーのビットコインアドレスをコピーして、レジャーナノSの送金先に入力します。
- ビットフライヤーのログインし、左側メニューの「入出金」をクリック
- 「BTC お預入」をクリック
- ビットコインアドレスをコピー
- Ledger Walletアプリの画面上部の「送信」をクリック
- 出金金額を入力
- 出金先のアドレス(先ほどビットフライヤーでコピーしたアドレス)を入力
- 「送信」をクリック
【リップルを送金する際のタグ入力について】
リップルを送金する場合、送金先によっては、タグの入力が必要な場合があります。
その場合は、送金画面の左下に表示される「ADVANCED MODE」をクリックします。
クリックすると「TAG」という項目が表示されますので、そこにタグを入力してください。
「送信」をクリックすると、「トランザクションを確認」というポップアップが表示されます。
このとき、レジャーナノSの画面に、「Address」(送金先アドレス)と「Amount」(送金数量)が表示されますので、それらが入力した値と同じか、必ず確認してください。(送金先アドレスは先頭の5文字と最後の4文字しか表示されませんので、その部分を確認)
PCがマルウェアに感染している場合は、この時点で送金先アドレスと送金数量が違うものに書き換えられています。
その場合は、レジャーナノSの左ボタン(「X」)を押してキャンセルしてください。
問題なければ、右ボタン(「v」)を押して確定します。
しばらくすると、ビットフライヤーに着金します。
【重要】
Ledger社からアナウンスがありました。
パソコンがマルウェア(悪意のあるソフト)に感染していた場合、送金アドレスがバックグランドで書き換えられて、気づかないうちに他のウォレットへ送金されてしまう可能性(脆弱性)があるようです。
ビットコインのLEGACYアドレスを使う場合は、2/6にバージョンアップされたウォレットアプリを使用すれば、送金前に強制的にレジャーナノS上にアドレスが表示されますので、送金先に入力したアドレスと一致しているか、必ず確認してください。
レジャーナノSの終了
レジャーナノSを終了する場合は、レジャーナノSの本体からUSBケーブルを抜きます。
念のため、同期中はUSBケーブルを抜かないほうがいいと思いますが、それ以外は任意のタイミングでUSBケーブルを抜いても大丈夫です。
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