この記事の【目次】
Sponsored Links
「資金があるから事業をする」ではなく「自分が何がしたいのかで事業をする」
これは、ソフトバンクグループの孫正義CEOの言葉です。
あのホリエモンも「やりたいならやればいいじゃん」とメルマガなどの質問者に対していつもシンプルに答えています。
大きく成功する人ほどシンプルに「アイデアがあれば行動する」ことができているのではないでしょうか。
よく、資金を貯めてから事業を始める人もいますが、資金が貯まってからではタイミングが遅いことが多いです。
また、「いいアイデアがあるけど資金がないからできない」と夢を諦めてしまう人もいます。
しまいには、事業で成功した人に対して「それは自分も考えていたことだ!あいつは運が良かっただけだ」などと妬み、自分が行動しなかったことを言い訳にしてしまう人もいます。
成功者は、上手くいくかもわからないアイデアをカタチにしようと行動したからこそ成功したわけです。
もし、あなたに「夢がある」「良いアイデアがある」というのであれば、行動することで資金を集めることが十分に可能です。
なぜなら、現代では「クラウドファンディング」が大きく普及しているからです。
クラウドファンディングが普及しアイデアをカタチできる時代の到来!
クラウドファンディングという言葉を聞いたことあると思いますが、これは「Crowd(群衆)」と「Funding(資金調達)」からなる造語です。
※「雲」を意味する「Cloud」ではありません
わかりやすくいうと、「こんなモノを作りたい」「こんなサービスを提供したい」というアイデアをもつ人が、インターネット上で世の中の人に呼びかけて、そのアイデアに共感してくれた人から資金集めるサービスのことです。
一般的に資金調達するには、銀行融資や投資家から出資してもらうことになるので、しっかりとした事業計画や担保などが必要ですが、クラウドファンディングの場合は、アイデアの段階でクラウドファンディングサイト上に、アイデア内容と必要な資金を掲載するだけで資金を調達することができます。
もちろん、アイデアに対して共感してくれる人や魅力的で応援したくなるようなモノやサービスでなければ資金を集めることは難しいですが、誰にでもアイデアをカタチにできるチャンスがあるということです。
また、資金を集めるだけでなく、顧客を獲得するための広告としての効果も大きいですね。
例えば、何かサービスに対して出資を募るときに、あらかじめ出資してくれた人に対して無料サービスのクーポンを配布するなどしておくことで、事業が開始したときのリピーター顧客としてつけることができます。
また、ある製品開発へ出資してくれた人に対して、優先的かつ割安で製品を提供することで、ブログなどの媒体で広告してくれる人も増えるでしょう。
さらに、起案者が資金提供者に対してのリターンをどうするのか自由に決めることができるのも大きいですね。
基本的には、「購入型」や「投資型」のクラウドファンディングサイトを利用し、何らかのお返しをした方が資金は集まりやすいですが、「寄付型」のクラウドファンディングサイトを利用し、お返しをせずに資金を集めることも可能です。
つまり、「アイデア」さえあれば、誰にでもクラウドファンディングで資金を調達できるチャンスがあるということです。
世界最大級のクラウドファンディングサイト「kickstarter」がついに日本上陸
世界のクラウドファンディング市場は年々拡大しており、2020年には900億ドルまで成長すると言われています。
※日本でも2016年時点で約500億円規模の市場まで拡大
このクラウドファンディング市場は、先ほども少し触れましたが、資金提供者へのリターンによって「寄付型」「購入型」「投資型」に分類されます。
この中で世界中で注目されているのが「購入型」で、その中でも世界最大級のクラウドファンディングサイトが「kickstarter(キックスターター)」です。
【購入型クラウドファンディング】
資金提供者にから集めた資金で製品(サービス)開発し、完成した製品を資金提供者に対価として提供
近年、日本国内でも著しく成長している
【kickstarter】
2009年4月に米国で開設され、これまで13万にも及ぶプロジェクト成功させた世界最大規模のサイト
これまでの資金調達総額は32億ドルにも及ぶ
これまでは、キックスターターで出資を募ろうとした場合には、海外口座を開設したり、住所が必要だったりと敷石が高く個人ではなかなか難しい状況でした。
また、資金を提供する側からみても、英語サイトということもあって出資をためらう方も多かったと思います。
ビジネスインフィニティとしても資金提供をしたことがありますが、英語が得意なメンバーに翻訳してもらっていましたね。
「日本語版のサイトがあればいいのになー」と思っていたのですが、それがもうすぐ(2017年9月13日)現実となります。
kickstarterの日本版が開設された後は、プロジェクトを立ち上げるのにも敷石が高かった条件が、国内の銀行口座と身分証明書を登録するだけになります。
(銀行口座と身分証明書を持っていない人はほとんどいないことを考えると)つまり、アイデアさえあれば誰でも資金を調達する権利があるということです。
また、国内だけでなく海外にも出資を募りたい方や、海外へ自分のアイデアを発信したい人にはビッグチャンスだと言えます。
資金を提供する側としても、英語ではなく日本語サイトということで、素晴らしいプロジェクトであれば積極的に出資しやすくなりますね。
キックスターターでは、世界中の素晴らしいアイデアをカタチにしたプロジェクトが集まりますので、本当に楽しみです。
日本語版サイトが開設されたら、素晴らしいプロジェクトには支援していこうと思います。
Sponsored Links
キックスターター(日本版)は国内三大サイトを超えられるのか?
日本には素晴らしい購入型クラウドファンディングサイトが存在する
kickstarterが新たに参入する日本のクラウドファンディング市場ですが、すでに素晴らしい購入型クラウドファンディングサイトが存在します。
国内では現在「Readyfor」「Makuake」「CAMPFIRE」が大きく市場のシェアを占めています。
※他にも「kibidango」や「MotionGallery」など多数のサイトが存在する
READY FOR(レディーフォー)
READY FOR(レディーフォー)は、2011年3月に開設され、日本のクラウドファンディング市場のパイオニアとして常に牽引してきたサイトです。
「誰もがやりたいことを実現できる世の中をつくる」というミッションを掲げ、国際支援や災害支援プロジェクトまでも取り扱うなど社会貢献の意識が高いところが素晴らしいです。
これまで扱ったプロジェクトは6300件以上にも及び、約26万人から40億円以上の支援金を集めたという実績もだしています。
また、実績からしっかりとしたノウハウが確立されており、プロジェクトを立ち上げたい人へ専門キュレーターによる手厚いサポートも可能です。
※世界的に見るとプロジェクトの立ち上げてから手厚いサポートがあるサイトはそうそうありません
実際に、手厚いサポートが数字として結果にも表れており、世界的なクラウドファンディングの成功率20~30%を大きく上回る70%もの高い水準を保っています。
成功率:プロジェクトの目標金額に支援額が達すること
makuake(マクアケ)
makuake(マクアケ)は、サッカーの本田圭佑選手の個人ファンドである「KSK Angel Fund」が出資したことでも有名になったクラウドファンディングサイトです。
本田選手が「本気で1兆円を目指す企業」と発言していたこともあって、注目している方も結構いるのではないでしょうか。
(サッカー選手でありながら、クラブのオーナーになったり、出資をしたりと叩く人もいますが、クラウドファンディングに注目しているところは流石だと思います。)
また、Amebaブログでもお馴染みのサイバーエージェントの子会社でもあることからも親しみやすいですよね。
makuakeは、2013年に開設されてそれほど経過していませんが、近年「Readyfor」や「CAMPFIRE」と肩を並べるほどに急成長しています。
この背景にあるのが、圧倒的なネットワークによるものではないかと思います。
クラウドファンディングでは、短期間にいかに資金調達ができるかがプロジェクトを成功させるための鍵といっても過言ではありません。
makuakeでは、他のサイトにはないサーバーエージェントの高い広告力に加えて、テレビや雑誌をはじめとするメディアの力によってプロジェクトを短時間に効率よく拡大させることができます。
CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
CAMPFIRE(キャンプファイヤー)は、2011年の6月に開設され、音楽や漫画本、アート、映画など多くのジャンルのプロジェクトを扱っていることからも、多くの日本人が利用しているクラウドファンディングサイトです。
他のクラウドファンディングサイトと大きく異なるところは、誰もが知っているような有名人や大手企業もプロジェクトを立ち上げているところです。
CAMPFIREを利用する最大の魅力は圧倒的な手数料の安さです。
クラウドファンディングでは、目標の資金を達成した場合に、成功報酬としてサイトに対して手数料を支払う必要がありますが、この手数料がなんと5%です。
以前は、20%だったのですが、2016年2月に手数料を5%に引き下げたことでシェアを拡大しています。
※他サイト手数料:READY FOR 17%、makuake 20%
キックスターター日本版が国内で普及する可能性は?
世界最大規模のキックスターターですが、すでに日本には数多くのクラウドファンディングサイトが存在している状況です。
特に、先述した3大サイトはプロジェクトへのサポート体制や広告力もあるためこの牙城を崩すことは難しいでしょう。
日本国内だけの資金調達であれば、国内のサイトを利用した方が圧倒的にサポートが手厚く成功確率も高いですからね。
キックスターターの手数料は5%とかなり安いのですが、CAMPFIREも5%なので特別安いわけではありません。
では、日本国内で普及する可能性はほとんどないのでしょうか?
kickstarterが日本国内のクラウドファンディングサイト一角を担うほどの存在になるには、「世界規模へアプローチ」ができるところに、どれだけの日本人が魅力を感じるのかにかかっていると思います。
日本にとどまらず海外にもプロジェクトを発信したい人や、海外からの資金調達を望んでいる人にとっては待ちに待ったチャンスであると言えるでしょう。
また、kickstarterは、READY FORの100倍を上回る資金を集めるほどの市場規模なので、より大きく成果をあげたい人にとってチャンスになることには間違い無いと思います。
今後、kickstarterがどのようにして日本での地位を築いていくのかに注目しておきましょう。
Sponsored Links