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みなさんは、ジョージソロスと言う名前を聞いたことがあるでしょうか?
なんと、世界三大投資家であり、フォーブス社が発表した、世界長者番付けでは、2017年に29位となっているのです。
そんなジョージソロスですが、「仮想通貨はバブルだ」と言っていた2018年1月は、参入する様子はなかったのですが、2018年4月になり参入する動きをみせています。
それでは、ジョージソロスとはどんな投資家なのか?
また、仮想通貨市場に与える影響はどうなのか、などを考察していきますね。
ジョージソロスとは
ジョージソロスは、1930年にハンガリーの首都ブタペストに生まれたユダヤ人で、現在87歳です。
また、第一次世界大戦を経験しており、その当時は、父親がロシア軍の捕虜になり、収容所から脱走するといった、壮絶な経験をしています。
その後は、イギリスに渡り、大学に入学しましたが、入学後も自分で学費を稼ぎながら学業に励むという、苦労の絶えない人生を送っていました。
また、大学卒業後は、宝飾を販売する会社に勤めて、平凡な人生を歩んでいましたが、前から気になっていた、金融業界に目を向けるようになり、1956年にニューヨークのウォール街に渡ったのです。
この行動が、ジョージソロスの転機になっていますね。
ジョージソロスの空売り手法とは
ウォール街で働き初めてから暫くしたある日のことですが、同じ志のジムロジャーズと出会います。
その後、2人は意気投合し、パートナーとして、「ソロスファンド(後のクォンタム・ファンド)」を1969年に立ち上げました。
そして、ジムロジャーズの役割は、ファンダメンタルズ担当で、ジョージソロスにもアドバイスしていたのですが、1990年に、考え方の不一致でお互いが離れるという結末になってしまいました。
ですが、ジムロジャーズもその後は、有名な投資家として成功しています。
少し前置きが長くなりましたが、ここから空売り手法に入っていきます。
1992年に起きた「ポンド危機」により、ジョージソロスは一躍有名になりました。
そして、ジョージソロスの名言に「市場は常に間違っている」という言葉があるのですが、その当時のポンドがまさに「買われ過ぎ」て高値となっていたので、ポンドに狙いを定め、100億ドル相当の「ポンドを空売り」したのです。
これに対し、イングランド銀行は「買い」勢力を強め、必死に抵抗しましたが、ジョージソロスにチカラが及ばず敗北してしまいました。
この「ポンド危機」により、ジョージソロスは、10億~20億ドルの利益を得ています。
そして、なにより個人が銀行に勝ったことに、皆、驚愕して、この事件をきっかけに、「(空売りで)イングランド銀行を潰した男」としてジョージソロスの名が世界に轟き、「ジョージソロス=空売り手法」となったのです。
仮想通貨でも空売りをするのか?
ジョージソロスが仮想通貨業界に参入するといった噂が、ネット上のニュースなどでも報道されており、信憑性が高いのではと思っています。
ですが、ジョージソロスは、2018年1月に「仮想通貨はバブル」と言っていたと、前述しましたよね。
その時のビットコインの価格が111万円(2018年1月26日時点)、現在が84万円(2018年4月13日時点)です。
つまり、2018年1月から、既に25%も下落しているタイミングで参入してくるということです。
この状況を、ジョージソロスの名言「市場は常に間違っている」に照らし合わせると、「仮想通貨は買われすぎ」と判断するのか、「仮想通貨は売られすぎ」と判断するのか。
仮に「仮想通貨は買われすぎ」と判断した場合は、空売りを仕掛けてきますが、チャート上は70万円に強力なサポートラインがあります。
リスクを負ってまで、このサポートラインに挑もうとするでしょうか。
それならば、「仮想通貨は売られすぎ」と判断し、買いから入ったほうが安全ではないか。
となると、純粋に利益を得るために「買い」から入るという考えに辿りつきます。
ただ、ジョージソロスの戦略は誰にもわかりませんので、実際に、参入してからどうなるのかが楽しみなところですね!
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仮想通貨市場に与える影響は
2017年時のジョージソロスの総資産は、フォーブス社の調べによると「2兆8476億円」となっており、一方 2018年4月13日時点のビットコインの価格が84万円です。
ここで、仮に全額をBTCの「買い」に充てたとして計算すると、2兆8476億円÷84万円=3390000 BTC(339万BTC)。
ビットコインの総数が2100万なので、16.1%保有できる計算になります。
もちろん、全財産を仮想通貨に投入するとは思えませんが、これだけの資産を保有しているのですから、1人のチカラで十分相場の初動を作ることも可能ですね。
「売り」か「買い」かは、彼自身の判断に委ねられていますが、私達はジョージソロスの最後の大勝負を見るだけでも価値がありますよね!
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