この記事の【目次】
Sponsored Links
FCandyはFCoinが発行している取引所トークンであり、発行されたのは2018年7月19日です。
また、FCoinはFCandyを発行する前に、FTトークンという取引所トークンを発行しています。
FCandyはFTトークンとの関連性があるので、その点も踏まえて、解説していきます。
仮想通貨FCandy(エフキャンディ)とは?
FCandyはFCoinが発行している、独自の取引所トークンです。
普通、取引所トークンには最大発行枚数が決められていますが、FCandyは決められていません。(今後発表があるかも知れません)
何故かというと、FCandyトークンはFCoinに仮想通貨資産を保有することで手に入れることができるからです。
この仕組みは、「Locking as Mining」と呼ばれています。
ちなみに、資産を預けるだけでもらえるFCandyですが、当然市場での取引(売買)も行うことが可能です。
「Locking as Mining」とは?
Locking as MiningはFCoin社が開発したマイニングの方法です。
簡単に言うと、ユーザーが特定の仮想通貨をFCoinの取引所に預けることで、FCandyが手に入ります。
では、どのくらいのFCandyが手に入るのでしょうか。
実は、FCoin取引所内にある「資産プール」と呼ばれる場所に、特定の通貨が入金されるごとに、FCandyが新規発行され、それがエアドロップという形でユーザーに配布されます。
ただし、FCandyのエアドロップを受け取るためには、「FCI06インデックス対象通貨」をFCoinで保有している必要があります。
そして、この「FCI06インデックス対象通貨」の保有数量に応じて、FCandyがエアドロップ(分配)されるのです。
2018年7月28日時点で、「FCI06インデックス対象通貨」は、BTC, ETH, BCH, FT, ETC, LTCの6種類です。
資産プールへの入金
資産プールへの入金については、2種類の方法が設定されています。
FCoinが買い戻したFTトークンの入金
FCoinは、取引所の総利益の80%をFTトークンの保有者に配当として還元しています。
残り20%分がFCoinの収益なのですが、これの50%分、つまり総利益の10%分をFTトークンの買い戻しに使うように変更されました。
この買い戻したFTトークンを、順次資産プールに入れていきます。
FCoin GPMに上場するための支払いを入金
こちらは、まだ詳細が発表されていませんが、FCoin GPMの「ETH Trading Zone」へ通貨を上場する際に、その通貨のプロジェクト当事者が支払う代金を、資産プールに入れるようです。
ただ、どの通貨で資産プールに入れるかや、1通貨の上場にどれくらいの数量の通貨が入金されるのかなどは不明です。
FCandyの新規発行とエアドロップ
資産プールに入金された通貨に応じて、FCandyが新規発行されます。
発行量は、資産プールに入金された通貨によって違うようで、
- 「FCI06インデックス対象通貨」の場合は、その価値の50%を越えない量を発行
- 「FCI06インデックス対象通貨」以外の場合は、その価値の5%を越えない量を発行
と発表されていますが、詳細な計算方法は発表されていません。
例えば、FTトークンは「FCI06インデックス対象通貨」ですので、「入金額の50%を越えない量」ということになりますね。
Sponsored Links
FCoin取引所でのFCandy(エフキャンディ)の買い方
FCandyは、「Locking as Mining」のエアドロップによって入手することができますが、先日FCoin GPMへ上場しましたので、FCoin GPMで売買することもできます。
エアドロップで入手できる数量より、もっと多く欲しい場合は、FCoin GPMで購入しましょう。
もちろん、FCoinに登録しておけば、FCoin GPMも利用することができます。
ただし、取引できる通貨ペアはFCandy/USDTのみです。(2018年7月28日時点)
まだ、FCoinに登録していない場合は、予め登録手続きをしておきましょう。
FCoinへの仮想通貨の送金とUSDTへの両替
FCoinは、海外の取引所なので、直接日本円を入金することはできません。
予め、日本の取引所でビットコインやイーサリアムなどの通貨を購入し、それをFCoinに送金してFCandyを購入します。
ただし、取引できる通貨ペアはFCandy/USDTなので、FCoinへ送金した通貨を、さらにUSDTへ両替しておく必要があります。
FCandy(エフキャンディ)の買い方
ここでは、FCoinに既にUSDTが保管されているものとして、解説していきます。
まずは、FCoinにログインしましょう。
ログイン後に、トレード画面になっている場合は、まず画面左上の「FCOIN」の部分をクリックします。
- 画面左上の「FCOIN」をクリック
- 「GPM」をクリック
- 通貨ペアをクリック
- 「FCANDY/USDT」をクリック
これで、FCANDY/USDTのトレード画面が表示されました。
続いて、画面右下にある注文パネルに必要事項を入力して買い注文を出します。
- 注文方法を選択
- 購入価格(レート)を入力
- 購入数量を入力
- 「BUY FCANDY」をクリック
→「LIMIT」が指値注文、「MARKET」が成行注文です。
これで、買い注文を出すことができました。
あとは、注文が約定すれば、FCandyの購入は完了です。
今後の将来性について
FCandyはFCoinの資産プールに、決められた仮想通貨を置くことで、手に入れることができます。
FCandyがもらえるとなると、たくさんのユーザーが仮想通貨の取引にFCoinを使用するのは理にかなっていますよね。
まるでエアードロップのようにユーザーに配布されるFCandyですが、このFCandyを所持することで得られるメリットについて解説していきます。
FCandyの投票メカニズム
FCandyを所有することで、その資産プールにある仮想通貨を売却するか否かの、投票に参加する(投票権を得る)ことができるのです。
さらに、その売却された際に発生した利益が、FCandyの所有量に応じて配分される予定です。
なお、2018年7月20日時点で、資産プール内には3216BTCが配置されていることがわかっています。
ただ、現状では、FCandy保有のメリットは、この投票権と資産プールからの利益の配分のみです。
今後は、更に追加されるかも知れませんね。
今後のFCandyとFCoin取引所
FTトークンは、いままでFCoinによる買い戻しはありませんでした。
今回、FCandyの発行と共に、FTトークンを買い戻して、資産プールに溜める仕組みを採用しています。
そして、資産プールに溜まった資産の使い道を、FCandy保有者の投票で決めるのです。
これにより、
- FTトークンの流通量が減って希少価値が上がる
- FCandyを貰うために資産をFCoinに保管する投資家が増える
- FCoinに資産を保管している人はトレードもFCoinで行う
- FCoinの出来高が増える
- FTトークンへの配当が増える
など、様々な相乗効果が見込めるでしょう。
もちろん、見込み通りに上手く進むかどうかはわかりません。
ただ、FCandyの「Locking as Mining」という仕組みによって、少なくとも直近は、FCoinの利用者が増える可能性は高いでしょうね。
Sponsored Links