この記事の【目次】
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バイナンス(Binance)、フオビ(Huobi)、OKExのトップ3を筆頭に、世界中の主要な取引所や、新興取引所が次々と取引所トークンを発行し、一気に取引所トークンブームがやってきています。
最近は取引所トークンがたくさんありすぎて、もうどこの何がどうなのか、よくわかりませんよね?
さらに、FCoin取引所のFTトークンが取引開始から50倍以上に暴騰したことで競争が激化し、新興取引所のトークン発行や、既存取引所トークンのメリット追加など、日々状況が変化しているのが実情です。
なので、ここでは主な取引所トークンの基本データと概要をまとめています。(2018年6月25日時点)
取引所トークンとは
取引所トークンとは、仮想通貨取引所が独自に発行したトークンで、他の仮想通貨やトークンと同様に、売買することができます。
この取引所トークンの発行は、最近始まったことではありませんが、注目を浴びだしたのは、今年の春先頃からです。
ではなぜ、急に注目を浴びるようになったのでしょうか?
取引所トークンの人気
日本でも以前からZaif取引所が発行したZaifトークンがありました。
ただ、このZaifトークンは過去にイベントや、COMSAの購入の優待として使われたただけで、いまは保有者に対するメリットは特にありません。
一方、最近ブームになっている取引所トークンは、どれも海外の取引所が発行したもので、保有者に対して配当や手数料割引などのメリットを独自に提供しています。
ちょうど、株でいうところの株主優待ですね。
このメリットによって、欲しい人が増え、増えるから価格が上がり、価格が上がるから更に欲しい人が増える、という循環を繰り返しています。
取引所トークンを保有するメリット
取引所トークンを保有するメリットは、各取引所によって様々ですが、現時点での主なメリットは、以下に挙げるようなものがあります。
取引所の収益に対する一定額の配当
これはFCoin取引所のFTトークンが導入して、人気化したメリットですね。
取引所は売買手数料で収益を上げていますが、その収益のうち、一定の割合を取引所トークンの保有者に還元するものです。
株式の配当と同じように、完全な不労所得ですので、非常に人気があります。
取引所の収益に対する一定額の買い戻し
取引所トークンは、発行枚数がそれぞれ決まっていますが、取引所の収益のうち、一定の割合の資金で、取引所がトークンを買い戻します。
ちょうど、株式の自社株買いと同じで、買い戻した分、流通量が減りますので、希少価値が増して価格が上がる可能性が高くなるのです。
ほとんどの取引所トークンが、先の配当か、この買い戻しのどちらかを導入していますね。
取引手数料の割引
これはBinance(バイナンス)のBNBトークンが初めに導入して有名になりましたね。
予め取引所トークンを購入しておいて、他通貨の売買手数料を、取引所トークン支払いにすると、50%OFFなどの割引が適用されます。
新規上場銘柄への投票権
取引所によっては、新規上場する通貨を、投票で決めるところがあります。
投票を採用している取引所では、取引所トークンを保有していることで、その投票に参加して、自分が推す通貨に1票入れることができます。
取引マイニングによるトークン付与
これは、最近出てきたメリットで、その取引所を利用して売買したときに、支払った売買手数料の何割かを、取引所トークンとしてキャッシュバックする、というものです。
タダで取引所トークンがもらえますので、同じ取引をするのではあれば、取引マイニングを実施している取引所で取引したほうがお得ですね。
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取引所トークンの特徴一覧
取引所トークンは、各取引所が独自にメリット(サービス)を提供しています。
最近は、取引所トークンの人気の上昇と共に、取引所トークンが乱立して、保有者に対するメリットも、どれに何があるのか、よくわからない状態ですね。
さらに、人気化した取引所トークンのメリットを、他の取引所トークンでも追従して提供するような動きもありますので、時々刻々変化していると言っても過言ではありません。
BinanceのBNBトークン
2017年7月1日にICOで販売された、取引所トークンの先駆けとも言うべきトークン。
最近人気の配当がないにもかかわらず、取引所自体の人気もあって、約1年経過した今も価格は上昇中です。
HuobiのHTトークン
BinanceのBNBトークンと、ほぼ同条件で、かつ取引開始から約50倍以上にも上昇した人気の取引所トークン。
Huobi取引所は、仮想通貨インデックスであるHB10もリリースしており、その中に、このHTトークンも組み込まれているため、継続的な需要が期待できますね。
HTトークンの詳細については、以下の記事を参考にしてください。
参考:HTトークン(Huobi Token)の買い方。フオビ取引所が発行する独自通貨のメリットと将来性についても解説!
【2018.6.29 追記】
Hoobiは、日本人向けのサービスを停止すると発表しています。
OKExのOKBトークン
Binance、Huobiを合わせてトップ3の中では、唯一配当を実施している取引所トークン。
2018年3月に発行されたため、まだ3ヶ月ほどしか経過していません。
そのため、価格もまだまだ伸びしろがあるでしょう。
OKBトークンの詳細については、以下の記事を参考にしてください。
参考:OKBトークン(仮想通貨)のチャート推移と将来性。OKEx取引所発行通貨のメリットや買い方も紹介!
FCoinのFTトークン
取引所の利益の80%を、FTトークン保有者に還元するという、衝撃的な配当を付けた取引所トークン。
配当の多さに、購入希望者が殺到し、取引開始から数週間で、価格が50倍以上の上昇を記録しています。
FTトークンを模倣した取引所トークンが多数出現してきたため、現在は、一旦価格が下がって来ていますが、まだまだ人気は衰えていないようです。
2018年6月24日時点では、取引所としてはβ版ですので、7月の正式版になってからが本番かも知れません。
FTトークンの詳細については、以下の記事を参考にしてください。
参考:FTトークン(FCoin Token)の買い方。エフコイン取引所が発行する独自通貨の価格推移と将来性についても解説!
BiboxのBIXトークン
バイナンスにそっくりな取引所が発行する取引所トークン。
発行枚数の少なさや、メリットの多さでは、他の取引所トークンに見劣りはしないのですが、なぜかそれほど人気が出ていないようですね。
今後の伸びしろに期待しましょう。
BIXトークンの詳細については、以下の記事を参考にしてください。
参考:Biboxトークン(BIX)の買い方。ビボックス取引所独自通貨のチャート推移と将来性についても解説!
CoinExのCETトークン
BCHを基軸通貨に採用したCoinEx取引所が発行する取引所トークン。
CoinEx取引所に特定の通貨を保有しているだけで、大量にエアドロップされたことで、一気に話題になりました。
また7月から配当を開始すると発表した直後から、約8倍ほどの価格に上昇し、いまも6倍程度の水準を保っています。
KucoinのKCSトークン
おそらく配当を取り入れたのは、このKCSトークンが最初ではないでしょうか。
また、Kucoin取引所は、「第二のバイナンス」と言われていた時期もありましたが、KCSトークン自体は、今年1月の最高値から、約1/4程度の価格で推移しています。
KCSトークンの詳細については、以下の記事を参考にしてください。
参考:KCSトークン(仮想通貨)の配当制度で稼ごう!取引所「Kucoin」はアフィリエイト紹介などのメリットも盛りだくさん!
【2018.6.29 追記】
Kucoinは、日本人向けのサービスを停止すると発表しています。
QUOINEXのQASHトークン
日本の取引所が発行する取引所トークン。
Zaifトークンと同じく、現時点では特にメリットはありませんが、将来的には手数料の割引が予定されています。
QUOINEX取引所の運営会社であるQUOINE社が、LIQUIDプラットフォームを正式にリリースしてからが、QASHトークンの本番でしょう。
COSS.ioのCOSSトークン
2017年9月から取引が開始されており、最近人気の配当にも対応しています。
ただ、COSS取引所の取引高が、上がってこないため、取引所トークンとしての人気も、いまいちですね。
Bit-ZのBZトークン
最近の取引所トークンの人気に追従する形で、2018年6月25日から取引が開始される取引所トークン。
取引マイニングは、日本時間の7月9日16:00で停止し、代わりに配当を設定することを発表しました。
配当は、Bit-Z取引所の利益の20%ですが、10%は利用者全員がBit-Z取引所に手数料として支払った通貨、残り10%はBZトークンの相当額で配布されます。
BZトークンの詳細については、以下の記事を参考にしてください。
参考:BZ(仮想通貨)とは?配当がもらえるBit-Z取引所トークンの買い方や将来性などを徹底解説!
CoinParkのCPトークン
「第二のFTトークン」と噂されている取引所トークン。
取引開始から50倍以上にも価格が上昇したFTトークンと、ほぼ同じスペックで、配当はFTトークンよりも上の90%と、こちらのほうが上ですね。
しかも、取引所開設当初の2週間は、利益の100%を配当として還元するようですので、スタートダッシュも期待できそうです。
また、FCoinと同じVC(ベンチャーキャピタル)が出資していることや、Bibox取引所と戦略的パートナーシップを結んでいることなど、何かと話題が多い取引所でもあります。
なお、取引開始時期は、まだ公表されていないようです。
TOPBTCのTOPBトークン
6/20に事前販売が終了したばかりの取引所トークン。
事前販売では、毎日800万TOPBが販売されていましたが、ほとんどの日が1分以内に完売するという人気ぶりです。
最近人気の配当が追加され、発行枚数も2億枚と少ない上に、別途TOPAトークンを発行して取引マイニングも実施する予定なので、取引が開始される7月18日16:00(日本時間)以降は、どれくらい価格が上昇するか注目ですね。
TOPBトークンの取引開始は、7/18 16:00(日本時間)、TOPAトークンの取引開始は7/25 16:00(日本時間)です。
TOPBトークンの詳細については、以下の記事を参考にしてください。
参考:TOPBトークン(仮想通貨)とは?TOPBTC取引所の独自通貨は配当と買い戻しで将来性も抜群。
BKEXのBKKトークン
今のところ、事前販売などはなく、完全に取引マイニングでのみ入手可能な取引所トークン。
BKEX取引所で支払った取引手数料の一部がBKKトークンとして還元されますが、配当もあるため、今後は取引高が増えそうですね。
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