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今、世界中でデジタル通貨が注目を集めています。
中国やEUでデジタル通貨の発行が期待されていましたが、今回、世界初となるデジタル通貨が発行されることが決定しました!
その国は中国ではなく、そしてEUでもなく、なんとチュニジアです!
北アフリカにあるチュニジア中央銀行が世界初のデジタル通貨を発行することを発表!
このデジタル通貨は法定通貨チュニジア・ディナールをデジタル化したもので「Eディナール」と名付けられています。
ここでは世界初のデジタル通貨Eディナールについて詳しく解説していきます。
Universa社のブロックチェーンを採用
最初のトランザクションは、チュニジア中央銀行総裁や国際通貨基金(IMF)の代表が臨席する中、チュニジア外国為替クラブで行われ、公式にシステムが開始しています。
Eディナールは数ヶ月の動作確認テスト期間を経て、デジタル通貨を受け入れる店舗やカフェ、レストランなで使用可能になる予定だということです。
また、オンライン、もしくは国内に設置予定のキオスクで消費者向けに発行され、ブラウザ向けアプリや将来的にはモバイルアプリを通してデジタルウォレットに資金を追加して、決済はQRコードをスキャンすることで完了するということです。
Eディナールの発行・管理は、ロシアのスタートアップ企業「Universa」が開発するユニバーサ・ブロックチェーンプラットフォームで行われます。
Universaは1年前からEディナールのブロックチェーン開発を始め、トランザクション毎に一定の割合に基づいた手数料を受け取る契約になっているようです。
全ての秘密鍵はチュニジア中央銀行に譲渡されて、トランザクション記録はブロックされて、Universaが内容を知る権限はないということです。
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世界初のデジタル通貨Eディナールとは?
さらに、地元企業としてUniversa Hub Africaを設立し、チュニジア政府が財政主権を守る一環とすることも発表されています。
Universaの創設者兼CEOであるAlexander Borodich氏はデジタル通貨を仮想通貨とは別の物であると明確に区別しています。
Eディナールはチュニジア国が発行する法定通貨であり、実際発行された紙幣によって担保されます。
また、チュニジア市民は所有している紙幣をEディナールと交換することが可能になっています。
Universaはブロックチェーンを利用することで、偽造できない電子紙幣を開発してこれらは暗号化によって保護。
紙製の紙幣と同じように独自の電子透かし模様があるということです。
また、Alexander Borodich氏によると電子紙幣の発行は、インクや、紙、そして印刷機を動かす電気を無駄にするよりも格段に安いと主張しています。
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