ClovaとはLINEが提供するAI(人工知能)技術。群雄割拠のスマートスピーカー市場へ参戦する狙いとは?

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近年、急速に飛躍し成長しているAI(人工知能)技術。

私たちに馴染みが深いものに、Appleの「Siri(シリ)」やWindowsの「Cortana(コルタナ)」、Googleの「Assistant(アシスタント)」などの音声アシスタントがありますよね。

車を運転をしているときや、手がふさがっている時でも「ヘイ!シリ」や「ヘイ!コルタナ」で起動し、会話するかのように質問するとそれに答えてくれるので非常に便利です。

iPhoneを持っているけどSiriを利用したことがないという方は、一度使ってみてくださいね。

はじめてSiriを使ったときは、かなり感動すると思いますよ。

話が変わりますが、2016年から現在にかけて、AIを搭載した製品をGoogle、Microsoftといった大企業が次々に発表しました。

その中の一つが「スマートスピーカー」です。

もしかすると「聞いたことはあるけど詳しくは知らないよ」という方や、「そもそも知らないよ」という方もいると思います。

それもそのはず、このスマートスピーカー、日本国内では未だ販売している企業がいないため、認知されていなくても仕方ありません。

しかし、世界的にみると普及してきており、中でも米国では爆発的にヒットしているんですよね。

米国では、出荷台数が2016年には650万台を超え、2017年にはその4倍の2450万台もの数が普及するとも言われています。

まさに、家庭に一台、スマートスピーカーがあるような時代が近づいてきていると言っても過言ではありません。

現在、スマートスピーカー市場を牽引しているのがAmazonの「Echo Show」です。

今年の12月には、ついにアップルもSiri搭載の「HomePod」を発売しますし、スマートスピーカーは今後さらに普及していく市場であることに間違いありません。
※日本ではHomePodの発売は未定

そして、2017年内には日本でもGoogleとLINEからスマートスピーカ−が発売されることが決まっています。

今回は、LINEが提供するAI技術の「Clova」と、そのClovaを搭載したスマートスピーカーの展望について考察します。


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Clovaとは、LINEとNAVER社が共同開発するクラウドAI

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日本では、年々iPhoneユーザーが増加していますので「Siriならわかるよ」という方は結構多いと思います。

Clovaは、このSiriのようなAI技術だと言えばイメージしやすいかもしれませんね。

実は、このSiriのようなAIは、そのデバイス自体にAIが搭載されているわけではなく「クラウドAI」といってクラウド(インターネット上のコンピュータ)上にAIが存在します。

つまり、iPhoneやMacなどのデバイスにSiriが搭載されているわけではないということです。

このクラウドAIは、クラウド上にデータが集積されることでAIが急速に学習できるのが特徴です。

例えば、あるAIロボットがあなたとだけ生活を共にした場合、そのAIロボットはあなたから得た情報でしか成長することができませんよね。

しかし、クラウドAIの場合、AIロボットがあなたから学習して得た情報だけでなく、別のAIロボットが他のユーザーから得た情報をインターネット上で集積して分析することができます。

私たちは人間は、誰一人として同じ性格でなく、言動も異なるわけですから、クラウドAIによってより多くの人の情報を得ることができれば、それだけAIが急成長できるわけです。

とんでもなく凄い技術ですよね。

あの有名なソフトバンクの「Pepperくん」も同じようにクラウドAIによって日々頑張って成長しています。

ソフトバンクで会える機会があったら、会話を楽しみながらもPepperくんの成長を体感してみてくださいね。

話が脱線してしまいましたが、Clovaもこれらと同じでクラウドAIよってユーザーのデータを集積・分析しています。

このClovaは、コミュニケーションツールのLINEと、まとめサイトでおなじみのNAVERが共同開発しているクラウドAIです。

LINE:チャットや音楽、ニュース、決済、ゲームといった多岐にわたり独自のサービス展開している企業
NAVAR:韓国の検索エンジンNo.1のシェアを誇り、音声や画像認識も高いレベルにある企業

Clovaは、二つの企業の技術を兼ね備えたAIであり、二つの企業が提携することで多くのユーザーのビックデータを集積・分析することができるAIだとも言えます。


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LINEが目指す未来は「あらゆるものがClovaと繋がる世界」

次に、LINEが目指していく未来についてお話します。

まずは、上記の動画をご覧ください。

「おや?」っと思った方もいるかもしれませんね。

そうです、これは米国「Amazon go」のファミリーマート版です。

動画の冒頭では、Clovaが搭載されたスマートスピーカー「WAVE」が登場し、ビジネスマンがClovaに対して挨拶をしているシーンがありますね。

すると、Clovaはユーザーが必要としている情報を提供(サンドウィッチの購入を促す)しています。

おそらく、このビジネスマンは毎朝サンドイッチを買う習慣があるのかもしれませんね。

「Clovaテレビを消して欲しい」と言えばテレビを消すことができますし、「お気に入りの曲が聞きたい」と言えばお気に入りの曲を流してくれます。
また、LINEアプリとも連動し、受信メッセージの再生、返信は音声入力も可能です。

スマートスピーカーは使えば使うほどAIが学習し、よりユーザー要望を叶えてくれるようになるのです。

運転中のシーンでは、カーナビにClovaが搭載されており、ファミリーマートに寄るように促していますよね。

将来、Clovaとトヨタの「スマートデバイスリンク(SDL)」が連携することが決まっているので、それを示唆している映像なのかもしれません。

また、ファミリーマートでは、ClovaのAI技術によって、店舗の在庫管理、レジなしのスマート会計が可能になっており、未来を感じさせますね。

将来、このような時代がくるのかと思うとワクワクせずにはいられません。

今やプライベートだけでなくビジネスシーンでも欠かすことができない「LINE」アプリも将来的にはClovaが搭載され、より便利に利用できるようになってくると思います。

さらに、先ほどの動画ようなシーンだけでなく、私たちの身の回りのさまざまな機器ともClovaが連動するようになる可能性も大いに考えられます。

「あらゆるデバイス、あらゆる環境が、Clovaインサイドとなる世界を目指す」

LINE取締役 舛田淳氏

群雄割拠のスマートスピーカー市場に参入する狙いとは?

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現在、スマートスピーカー市場は、Amazon Echo Showが市場を独占し、その成功を目の当たりにしたビッグ企業が追従していく流れとなっています。

Appleから「HomePod」、Googleから「Google Home」、Microsoftはハーマン・カードンと提携し「INVOKE」を発表。

LINEはこの強豪ひしめくライバルと肩を並べて争うことになります。

なぜ、群雄割拠のスマートスピーカー市場にLINEが参入する必要があったのか考察してみました。

一つ目は、現在Amazon Echo showが市場を独占しているとはいえ、大きく普及しているのは米国だけで、十分に市場開拓の余地があると判断したからだと思います。

AppleやGoogleが参入するようなビッグ市場ですし、近い将来、スマホのように家庭に一台はスマートスピーカーがあるような時代が到来することを想定しているのかもしれませんね。

二つ目は、そもそも狙っている市場が違うからではないでしょうか。

Amazon Echo Showは米国を中心としていますし、他メーカーも米国や欧州など大きな市場に参入している傾向にあります。

その中でLINEはというと、明らかに日本や韓国といったアジア市場を狙っているように感じます。

現在、日本人の半数以上の7000万人がLINEのアクティブユーザーで、そのLINEからスマートスピーカーが発売されるとなれば、顧客心理としては購入したくなるはずです。

また、LINEやNAVERが韓国で圧倒的な支持があることからも韓国市場は独占できることが想定できます。

さらに、他のメーカーとは違って、「WAVE」「FACE」「CHAMP」という全くデザイン性が異なるスピーカーを発表しているところからも、顧客目線で戦略的に商品を開発していると思いますね。

シンプルなWAVEがよい人もいれば、未来を感じるFACEがよい人もいるでしょう。

CHAMPに至っては、大人から子供、性別に関係なく愛着があるキャラクターのデザインでユーザーの心をくすぶります。

三つ目の理由は、そもそもスマートスピーカーを普及させることを目的としていないということです。

先述したとおり、LINEは、あらゆるデバイスや環境がClovaと繋がっている世界を目指しており、スマートスピーカーに固執していないように感じます。

IT業界の巨人たちと同じ土俵では戦わないというスタンスかもしれませんね。


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