この記事の【目次】
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BNBトークン(バイナンスコイン)のバーンというのは、1年で、4回行われるので、単純に3ヵ月に1回の計算となります。
なので、次の時期はいつになるのかが、ある程度予想もできますし、過去にバーンした時のチャートを見直せば、このQ(クオーター)の時は、価格が上がった、この時は変化なかったなどを把握することができ、分析することによって、次の予測を立てることもできてしまいます。
また、過去のバーンの傾向から見て、「2018年Q1」なので、2018年4月15日と予想することができます。
BNBトークンのバーンの時期や数量を解説
BNBトークン(バイナンスコイン)のバーンは周期的に実施されており、1年を4Qにわけるので、3ヵ月に1回行われます。
前回は2018年1月15日に実施されましたので、次回は4月ということになりますね。
また、過去の実施日をみると、毎回「15日」にバーンされているので、今後も、「15日」になるのではないかと予測できます。
これらのことを考慮すると、今後のバーンの予定は、
- 2018年4月15日
- 2018年7月15日
- 2018年10月15日
- 2019年1月15日
- 2019年4月15日
となる可能性が高いですね。
トークンバーンされる数量の仕組み
BNBトークン(バイナンスコイン)の発行上限は2億BNB(既に発行済み)ですが、最終的に半分の1億BNBにすることが予定されています。
これは段階的にバーンされることになっており、1回のバーンで減少するトークンの数は、バイナンスが得た、前のクオーターの利益の20%分(の数量のBNB)です。
つまり、1回のバーンで減少するトークン数は一定ではなく、バイナンスの利益額とBNBトークンの価格によって決まります。
参考までに、過去にバーンされた数量を調べると、
- 2017年10月15日:986000 BNB
- 2018年1月15日:1821586 BNB
となっています。
過去のデータは、この2つしかありませんが、上の数量を合計すると、(986000+1821586=)2807586 BNB。
およそ300万BNBですね!
これに対し、最終的に1億BNBがバーンされますので、割合としては3%です。
なんと、2回のバーンで たった3%だけしかトークンが減少していないのです!
これは単純計算で1回あたり、1.5%となり、1年で4回実施されることを考慮しても、BNBトークンの数量が1億BNBまで減少するのに67回のバーン=17年半以上の月日が必要という計算になりますね。
このようなトークンバーンは、ただ闇雲にトークンの数量を減らしているわけではないのです。
BNB(バイナンスコイン)は、発行上限の2億枚に達しており、ある法則に基づいてバーンを行っているのです。
また、仮に、このままバーンをせずに、放置しておくと、BNBの価値がなくなってしまいます。
その結果、BNBなんて興味がないよ!
という風にもなり兼ねません。
そこで、そのようなことにならないための仕組みを、解説していきたいと思います。
例えば、限定10個の「メロン」があり、1個あたりの価格は10万円。
一方で、限定1000個の「メロン」があり、1個あたりの価格は1000円。
どちらの価値が高いのかを普通に考えれば、数の少ない前者になりますよね。
これと同様に、数が多くなればなるほど、価値が下がっていきます。
なので、市場に溢れかえったBNBのトークンを、バーンすることにより、トークンを使えないようにして、BNBの希少価値を高くしていっています。
これが、トークンバーンをする大きな理由になるのです。
バイナンスの手数料の割引率とトークンの関係性
通常、バイナンスの取引手数料は「0.1%」ですが、BNBトークンで手数料を支払うことにより、手数料が50%OFFになります。
これはトレーダーには嬉しいことで、頻繁に売買を繰り返せば、その都度、手数料が割引になってお得です。
しかし、この50%OFFは、将来的にずっと50%OFFではないのです。
実は、1年ごとに割引率が前年の半分になっていきます。
「割引率」と「手数料」の計画表
上図のように、割引率は、毎年、前年の半分の50%になり、手数料は、5年かけて2倍になっていきます。
2018年4月時点では、まだ1年目なので手数料は50%OFFの0.05%ですが、おそらく今年の9月か10月ごろから、2年目に入り、0.08%になるるのではないかと思います。(詳細な日程は、時期が近づいてくるとバイナンスから発表があると思われます)
このように、BNBトークンを取引手数料の支払いとして使った場合の割引率が、年々減少していくと、それに伴ってBNBトークンの魅力も減少していきますよね?
そうなると「BNBトークンが欲しい」という人が減るため、BNBトークンの価格も下落していくことになります。
ですが、それを補うのが、トークンバーンです!
つまり、バーンによって、流通しているトークンの数量が減れば、それだけ希少価値が上がって、価格も維持されるはずです。
ただ、先述の通り、過去の実績からすると、1回のトークンバーンで減少するトークンの数量は約1.5%、つまり約150万BNBです。
もちろん、今後バイナンスの利益が上昇すれば、それに伴って、1回のトークンバーンで減少するトークンの数量も増えていくことになりますが、もし仮に、この「1回につき150万BNBのバーン」が継続したとすると、割引率が0になる5年目までの4年間で減少するトークンの数量は、
年4回 × 150万BNB × 4年 = 2400万BNB
となり、総発行数量 2億BNBから、1億7600万BNBまでしか減らないことになります。
この減少幅で、どれだけ「希少価値」が上がるのかは、微妙なところですね。
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過去のバーンされたチャートから今後を考察
一般的には、トークンがバーンされたら希少価値が上がって価格も上がることが多いです。
それなら、バーンされる前にBNBトークンを買えば、いいのでは?
と考えるのが普通ですよね。
そのあたりも含めて、実際にバーンされた日のチャートを見比べてみましょう。
2017年10月15日のBNBトークンのチャート(6時間足)
上図は、「BNB/BTC」の2017年10月15日の6時間足チャートで、トークンがバーンされた日です。
バーンされた日は、価格が上下に激しく動きましたが、結果的には上昇しています。
大方、セオリー通りと言えますね。
2018年1月15日のBNBトークンのチャート(6時間足)
上図は、「BNB/BTC」の2018年1月15日の6時間足チャートで、トークンがバーンされた日です。
バーン直後から安定して上昇しましたね。
しかし、次の日には、ありえないくらいの急下降!
今回、2017年10月15日と2018年1月15日の2枚のバーン直後のチャートを調べましたが、バーン直後は上にも下にも動いていますね。
なので、バーンによって価格が上昇する確率と下降する確率は半々です!
このことから、今まで、「バーン=上がる」と思っていた方がほとんどだと思いますが、過去のチャートを検証したことにより、BNBトークンに関しては違うときもあるということがわかりましたね。
まだ、過去のバーンが2回しか実施されていませんので、今後もどのような傾向となるのか、分析を続けていきたいと思います。
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