Sponsored Links
ビットコインには半減期と言うものが存在するのはご存知ですか?
もともと、ビットコインには総発行量が決まっていて、2100万BTCとなっています。
ビットコインは10分で1ブロックが生成されるので、2140年に全てのマイニングが終わって、全てのビットコインが市場に出ると予想されています。
実はそんなビットコインには半減期と呼ばれる重要な時期が4年に一度訪れます。
ここでは過去のチャートを確認しながら半減期の価格や次の半減期とはいつなのか詳しく解説してきます。
なお、こちらはYouTubeでも詳しく解説していますので、是非、ご覧下さい。
ビットコインの半減期とは?
ビットコインは非中央集権型なので、ブロックチェーンに正確に記録していくマイナーが必要です。
この作業はかなり複雑な計算を要されますが、正確に記録したマイナーにはマイナー報酬が与えられます。
これが皆さんが良く耳にするマイニングです。
そして、半減期とはこのマイニング報酬が半分になってしまう時期のことを指します。
ちなみにビットコインが誕生した2008年のマイニング報酬は50BTCでした。
しかし、半減期を繰り返し、2012年には25BTCとなり、2016年には12.5BTCとなりました。
2019年現在のマイニング報酬はこの12.5BTCになります。
半減期が存在する理由
では、なぜ半減期は存在するのでしょうか?
それは半減期がない状態で同じ量をマイニングし続けると、すぐにビットコインが枯渇してしまうからなんです。
特に最近はマイニングマシーンの進化により、低コストでマイニングが行えるようになってきています。
それを避けるために存在するのが半減期というわけです。
円やドルといったフィアット通貨であれば、日本銀行やFRBが通貨の量を調整できるので、需要と供給のバランスを取ることができます。
しかし、ビットコインはこの調整ができないために、半減期を設定して緩やかに上昇していくように作られているというわけです。
また、同時に半減期にはマイニング報酬を抑えるという役割もあります。
もし、半減期を設定せずにマイニングを続けるとビットコインの価値は持続的に上昇してインフレが起こってしまうのです。
半減期の価格推移
過去の半減期のチャートを見るとビットコインの価格は上昇していることがわかります。
画像は2016年のチャートになりますが、半減期を迎えた7月に価格が上昇しています。
この時は半減期の1ヶ月前頃から価格が上昇して、2週間前にピークを迎えています。
2016年5月末には1BTC約5万円だったのが、6月中旬には約8万円まで上昇。
7月は平均6万8,000円を記録していました。
半減期にはビットコインの採掘量が減るので、その分、ビットコインの価値が高まっていくというわけです。
また、半減期の直前はマイナーが報酬が半分になる前に活発にマイニングを行うようになります。
【補足】
2012年11月の半減期では直前から穏やかに価格が上昇しました。
2012年10月末:1BTC約850円
2012年11月末:1BTC約1,030円
2012年10月末:1BTC約1,150円
ビットコインの次の半減期は2020年
最初にお伝えしたように、ビットコインは10分で1ブロックが生成されます。
半減期は21万ブロック毎に行われるので、10分×21万で約4年です。
2012年の半減期が11月。
2016年の半減期は7月でした。
このようなデータから次に半減期は2020年の7月から12月頃になると予想されています。
多少の前後はあると思いますが、過去のデータから半減期に価格が推移することはほぼ間違いなさそうです。
非常にわかりやすいファンダメンタルになると思いますので、覚えておいて損はないと思います。
また、2020年7月には東京オリンピックがあります。
多くの外国人が訪れるため、ビットコイン決済などのインフラ整備がされ、需要が高まることが期待されています。
また、4年前の半減期とは違い、現在は多くの人がビットコインの存在を知り身近なものとなっていますよね。
半減期とオリンピックの時期が重なることで、もしかするとこれまでにない価格の推移を見せる可能性もあるので、ある意味、非常に楽しみな状況になっています。
Sponsored Links