この記事の【目次】
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取引やマイニングなどで重要な役割を果たすソフトウェアビットコインコア(Bitcoin Core)がBitcoin Core0.18.0にアップデートされました。
ここではビットコインコアとは何なのか?
その特徴やメリットデメリットについて詳しく解説していきます。
なお、こちらはYouTubeでも詳しく解説していますので、是非、ご覧下さい。
ビットコインコアとは?
ビットコインコアとはビットコインの開発陣が公式にリリースしたソフトウェアで、保有しているビットコインを管理するウォレットとしての機能を持っています。
誰でも簡単に使うことができ、改善案の提案も行うことができます。
また、Githubでソースコードは全て公開されており、非中央集権な社会を目指すビットコインの理念に忠実な仕様となっています。
ビットコインコアの特徴
一般のウォレットと違うところは、ビットコインの送受金のプログラムを組んだりブロックチェーン内のトランザクションの検証が行える点です。
ビットコインの開発に携わっている人達が開発しているのでビットコインとより相性良く利用できるように日々改善されています。
Segwit完全対応
ビットコインコアはSegwitに完全対応しています。
Segwitとは簡単に説明するとトランザクションのデータのサイズを圧縮することで、1ブロックに記録できるトランザクションの数を増やす仕組みのことです。
ビットコインの開発者はトランザクションの混雑によるスケーラビリティ問題をこの方法で解決しようとしています。
フルノード方式を採用
フルノードとは全てのブロック・トランザクションをダウンロードし続けるノードです。
容量が大きく、初回の起動も非常に遅いので多くの仮想通貨ウォレットはこの仕様にはされていません。
HWIを搭載
アップデートされたBitcoin Core0.18.0では、HWIと呼ばれるツールを使うことで、Ledger、Trezor、Digital BitBox、KeepKey、Coldcardといったウォレットを統合することが可能になりました。
これにより、秘密鍵を保存する際のセキュリティ面で改善が期待されます。
さらに、複数のウォレットをペア化する際にも、GUI操作で行うことができるようになったので情報の大半を視覚化することで直感的な操作も可能となります。
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ビットコインコアのメリットとデメリット
ビットコインコアはビットコインの古参のウォレットで、黎明期は保有者の多くに使われていました。
しかしライトウォレットと言われるブロックチェーンを一部のみしかダウンロードしないタイプの使いやすいウォレットの普及によって現在はあまり使われなくなってきています。
メリット
ビットコインコアは2009年からの全てのビットコインのブロックチェーン上の取引の情報から検索することができます。
トランザクションを検証するビットコインの開発者にとってはビットコインネットワークに貢献し、コアなところまで仕組みを知ることができます。
デメリット
アプリケーションのダウンロードの際にブロックチェーン履歴を全て引っ張ってくることになるので、240GBものストレージを圧迫しダウンロードの完了にかなりの時間を要します。
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