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6月6日Binanceが独自の英ポンドステーブルコインを1〜2ヶ月以内に発行する予定ということが明らかになりました。
BinanceのCZ氏は先日、英ポンドステーブルコイン「Binance GBP」を独自ブロックチェーン「Binance Chain」上で発行して、テストを行なっていることを発表していましたが、今回、その進展として具体的なスケジュールが明らかになる形となっています。
ここではBinance GBPとはどんなコインなのか?
そして、BNBとの違いなどについても説明していきます。
なお、こちらはYouTubeでも詳しく解説していますので、是非、ご覧下さい。
Binance GBPとは?
Binance GBPは英ポンド(GBP)と100%連動するBinance独自のステーブルコインです。
ステーブルコインは、法定通貨を担保することなどにより、仮想通貨の特徴である価格変動の高さを抑え、一定期間、安定した価格を保つように作られている仮想通貨です。
有名なものにはテザー社のUSTD(テザー)などがあります。
USTDはドルに連動していて1ドルがほぼ1USTDになるように固定されています。
市場全体が下げ相場の時に、資産をステーブルコインにしておけば、資産が減ることはありません。
仮想通貨の逃げ場を作ってあげることができる。
ここがステーブルコインの最大の魅力です。
Binance GBP発行の目的
BinanceはBinance GBP発行の目的として、現在、USDTが独占するステーブルコイン取引高の削減と発表しています。
現在、Binanceの取引量の50%以上をUSTDが占めているのですが、USDTの裏付けとなる資金が100%存在しているわけではないといった問題が世界中で話題となっていいます。
Binanceは自社が発行するステーブルコインを100%バックアップして、透明性を高めることで、USDTの一部を独自ステーブルコインに移したい意向を明らかにしています。
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Binance coin(BNB)との違い
Binance coin(BNB)もBinanceが独自に発行している仮想通貨ですが、こちらはBinanceでの取引手数料を割り引くためのトークンです。
もちろん、Binance coinで他の仮想通貨を購入することも可能。
Binanceを利用するユーザーが増えれば、増えるほど価値が高まっていくトークンです。
このように、Binance GBPとBinance coinは全く違うものであり、特徴も用途も違うことがわかります。
総評
価値が固定されているステーブルコインは仮想通貨の下落時などの逃げ場としては非常に便利なものです。
しかし、実際に購入した金額がそこにきちんとストックされていないとテザー問題のような疑惑が浮上します。
そのためにもBinanceが言う透明性を高めることは非常に大切なことだと思います。
Binanceのステーブルコインが、USTD含む既存のステーブルコイン市場の占有率を変革するか、また透明性を確保できるかに今後、注目が集まりそうです。
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