この記事の【目次】
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ヤフオクに限らず、全てのビジネスにおいて「信用力」は非常に重要なファクターの1つです。
特に日本では米国のように契約社会ではなく、信用で成り立っている社会と言っても過言ではありません。
個人取引がメインのヤフオクと言えども「評価」という信用を示す立派な数値があり、この「評価」の多さ(良さ)が入札においても落札においても重要な役割を果たします。
ヤフオクという世界で生き抜くためには「評価を溜めて信用のある強力なアカウントを育てていく」という意識が重要です。
ヤフオクでの評価はあなたの信用力
ヤフオクを始めるために新規アカウントを作成したばかりの人は評価ポイントが0です。
これは当然のことですが、仮にあなたがヤフオクで取引(売買)を行う際に、相手の評価ポイントが0であればどういう印象を持つでしょうか?
きっと「どんな人かわからない」と不安に思うでしょう。
事実「いたずら入札者」や「マナーの悪い人」がいますので、できれば「どんな人かわからない」人とは取引をしたくないものです。
一方、評価ポイントが数百で過去に取引した人が「いい取引でした。ありがとうございました」とコメントしている人であればどういう印象を持つでしょうか?
おそらく「この人なら大丈夫」と非常に安心感があるでしょう。
このように見えない相手と取引を行うヤフオクでは、評価ポイントがその人の信用を表す指標となっています。
ヤフオクの評価の仕組み
ヤフオクの評価は「非常に良い」「良い」「どちらでもない」「悪い」「非常に悪い」の5段階で簡単なコメントとともに評価をする仕組みです。
それぞれに点数が付けられており、その合計が評価ポイントとして表示されます。
アマゾンも同じ5段階評価ですが、「どちらでもない(アマゾンでいう3)」をつけられた場合、アマゾンはマイナス評価となりますがヤフオクはプラスマイナス0の評価です。
また、アマゾンの場合は同じ人から複数の評価をもらうことが可能(反映される)ですが、ヤフオクの場合は同じ人と何度取引をしたとしても総合評価に反映されるのは最新の評価のみとなります。
つまり、総合評価は取引をした数ではなく、取引をした人数ということを示しています。
評価ポイントが少ないと購入にも出品にも障害あり
評価ポイント=信用力ですので、評価が少ない人(アカウント)は購入も出品も非常にやりづらくなります。
評価ポイントが少ない出品者はあまり入札してもらえず安値で落札される可能性が高いです。
また「評価ポイントが少ない人は入札お断り」と書かれている商品もあり、その場合は入札すらさせてもらえないということになります。
概ね評価ポイントが1桁では出品はもちろん入札でも制限があることが多いので、早く評価ポイントを10以上に上げることが重要です。
過去の評価を見ればトラブルはほとんど防げる
ヤフオクでは出品者はもちろんのこと、入札者(まだ落札していない段階)の過去の評価も確認することができます。(入札者は評価ポイントのみ表示される)
つまりお互いに過去の評価を見て、本当に取引に値するだけの信用がある人なのかを確認することができます。
特に出品者の場合は「評価コメント」や「良い評価と悪い評価の数(割合)」も公開されていますので、購入者は入札する前にこれらを確認することができます。
ヤフオクは相互評価(出品者と落札者がお互いに評価し合う)のため、相手に悪い評価を付けると報復で悪い評価を付け返すことができます。
このため「お互いにあまり悪い評価は付けづらい」という性質があります。
それでも悪い評価が付けられている場合は「よほど大きなトラブルがあった可能性がある」と判断できます。
出品者評価の確認方法
したがって良い評価の割合が概ね95%以上の人と取引するようにしましょう。
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評価を増やしてアカウントを育てよう!
ヤフオクでスムーズに取引を行うためには、あなたのアカウントの信用力である「良い評価」を増やすことが先決です。
とはいえ、誰しもはじめは評価ポイントは0からスタートしますので「評価がないから取引できない」「取引できないから評価が付かない」というジレンマに陥ります。
では、どのようにして評価を増やせばよいのでしょうか?
よい評価をもらいたければ、まずはあなたから行動することが重要です。
評価は購入で増やす
ヤフオクでは一般的に「購入者(落札者)が先に落札金額を支払い」その後「出品者が商品を発送する」という手順のため、評価が少ない人が出品している商品を購入する(先に支払いをする)のは非常に勇気がいることです。
したがって評価が少ない人は、出品よりも購入で評価を増やすほうが簡単です。
評価が少ないうちは入札前に「はじめまして。初心者ですが入札させていただいてもよろしいでしょうか?」と「出品者へ質問」で確認しましょう。
「新規の方は入札を取り消す場合があります」など評価が少ない人の入札を受け付けない出品者は、イタズラ入札を排除したい人が大多数です。
予め「出品者へ質問」を利用して「誠意を持って購入する意思」を伝えれば、ほとんどの出品者は入札を許可してくれるでしょう。
希に事前に確認しても許可してもらえない出品者もいますが、その場合は諦めて他の出品者から購入しましょう。
また落札できた場合は下記の対応も重要です。
・オークション終了後すぐに取引ナビで挨拶を送る
・出品者から送料の連絡が来たらすぐに入金する
・商品を受け取ったらすぐに出品者への評価を行う
要は「出品者を一切不安にさせない迅速な対応を心掛ける」ということです。
「オークション終了後、評価が少ない落札者から24時間以上連絡がない」という状況では、誰でもイタズラ入札を疑いますよね?
はじめのうちは、まず落札直後に挨拶を兼ねて出品者に連絡するようにしましょう。
どんなものを購入すればよいか
以前は評価の一覧に購入した商品が全て公開されていましたので、評価のためとはいえ購入する商品には気を遣う必要がありました。
しかし2016年10月より購入した商品は全て非公開となりましたので、購入する商品は特に意識する必要はありません。
ただ、はじめのうちはあまり高価なものは避けたほうがいいでしょう。
評価を稼ぐためですので、近くの店舗で購入している日用品を「少々割高でもヤフオクで購入する」というのも一つの方法です。
なお、長く続けていると1度や2度は「落札した商品を違う商品が届いた」という経験をするでしょう。
その場合でも感情的にならず、冷静に対応することが早期解決に繋がります。
参考:ヤフオクで商品が「届かない」「違う」ときの対処法。【徹底解説】
溜まった評価は財産
あなたのアカウントに一度付いた評価は減ることはありませんので、これらはあなたの信用という財産になります。
少なくとも10、できれば20くらいは評価ポイントを溜めましょう。
そのくらいあれば出品しても「入札を敬遠される」ということはなくなるはずです。
こちらが相手の評価をしてもこちらの評価をしてくれない人もいます。そのような場合でも気にせず、次に行きましょう。変に催促して「普通」と評価されてもやっかいです。
評価がある程度溜まったら、まずは自宅にある不用品の出品から取り組んでみましょう。
参考:ヤフオクで自宅にある不用品を販売して「基本的なやり方」や「かんたん決済・銀行振込」などの違いを理解しよう!
ヤフオクの評価はオリジナルの文章を使おう!
既に数百の評価ポイントがある人は1つ1つの評価を気にしないかも知れません。
しかし評価がそれほど多くない人は、あなたと同じように「評価を溜めたい」と思って1つ1つの評価を楽しみにしているかも知れません。
評価ひとつにしても、常に相手の立場を考え「相手が喜ぶことをする」ことでそれが「自分にも返ってくる」ということを認識しておきましょう。
どのタイミングで評価を付ければよいか
購入者として評価をする場合と出品者として評価をする場合で、オススメの評価をするタイミングが違います。
あなたが購入者の場合は、商品を受け取った直後に評価をするのがオススメです。
受け取った商品に問題がなければ、すぐに評価をしましょう。
特に追跡サービスが付いている発送方法で送られた場合は、出品者側でも商品が到着したかどうかを確認することができます。
「商品が到着しているのに何日も評価(連絡)がない」というのはあまり気分のいいものではありません。
一方、あなたが出品者の場合は、商品の発送直後に評価をするのがオススメです。
先に評価をすることで落札者に好印象をもたれますし「評価し忘れにより相手からも評価されない」ということを防ぐこともできます。
評価コメントの記入例
評価コメントは必須ですので何か記入する必要があります。
ヤフオク側で定型コメントが用意されていますので、ボタンをクリックすると自動で定型コメントを入力することができますが、もちろん相手側に「定型コメントを使用した」ということがバレますので避けたほうがいいでしょう。
評価コメントの定型文
それよりあなただけのオリジナルの文章を書いた方が相手に気持ちが伝わります。
例えば、以下のような文章です。
「本日受け取りしました。迅速、丁寧なご対応、ありがとうございました。また機会がありましたら、よろしくお願いします。」
【出品者から落札者への評価コメントの例】
「スムーズで気持ちのよいお取引、ありがとうございました。また機会がありましたら、よろしくお願いいたします。」
これらの文章にその商品固有の言葉を入れると更によいでしょう。
「丁寧に梱包していただきありがとうございました」「思った以上に綺麗な状態で満足しています」など。
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