この記事の【目次】
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アマゾン(Amazon)に出品した商品を購入者へ発送する手段は「FBA」と「自己発送」の2種類があります。
FBAは個々の購入者への商品発送を全てアマゾンが代行しますので、あなたが事前に商品をまとめてアマゾンの倉庫へ発送すれば、あとは自動的に商品が販売、発送されていきます。
もちろん、その分手数料はかかりますが「自己発送」に比べて手数料以上のメリットが沢山あります。
FBAのメリットを十分理解し、最大限に利用することで、あなたの物販ビジネスの効率がさらに向上するでしょう。
【メリット1】 商品が断然売れやすくなる
FBAを利用する最大のメリットは、なんといっても商品が売れやすくなることです。
商品にもよりますが、概ね自己発送に比べて1割以上高く売れるものが多いです。
ではなぜ、FBAはそんなに売れやすいのでしょうか?
一つ目の理由として挙げられるのが「Amazonプライムが利用できる」ということです。
アマゾンには年間3900円(月額400円)で加入できるamazonプライム会員というサービスがあります。
プライム会員になると「お急ぎ便」というサービスが無料で利用でき(会員でなければ1回あたり数百円かかる)、最速で注文の翌日に自宅に商品が届きます。
他にもアマゾンプライムには会員特典がありますが、基本的にプライムに入っている人は「お急ぎ便」目当てといってよいでしょう。
FBAを利用すると自分の商品がこの「お急ぎ便」の対象になります。
つまり、商品の到着を急いでいるお客様からしてみれば「少し高くても十分検討の余地がある」ということです。
二つ目の理由が「Amazonのブランド力を利用できる」というです。
まずは下記の例を見てください。
中古ゲーム(全て送料込みの価格) | ||||
---|---|---|---|---|
1 | 価格:4330円 | 状態:可 | 評価:78% | 発送:出品者(自己発送) |
2 | 価格:4580円 | 状態:良い | 評価:96% | 発送:出品者(自己発送) |
3 | 価格:4980円 | 状態:良い | 評価:88% | 発送:Amazon(FBA) |
4 | 価格:5280円 | 状態:非常に良い | 評価:98% | 発送:Amazon(FBA) |
5 | 価格:5680円 | 状態:良い | 評価:86% | 発送:出品者(自己発送) |
「発送:出品者」と記載しているものが自己発送商品で、「発送:Amazon」と記載しているものがFBA商品です。
例えば、このような出品状況の商品がある場合、結論から言うとこの中で売れやすい順番は、
4 > 2,3 > 1 > 5
です。
「4000円台の自己発送商品」よりも「5280円のFBA商品」の方が売れやすいということです。
3と4の違いは評価からくるものなので今回は説明を割愛しますが、2と4を比べて頂くと分かり易いと思います。
評価も96%と98%でこの差であればあまり購入者心理に影響しないでしょう。
もちろん、ここから先はお客様がどちらを望んでいるか次第なので確率論でしかありませんが、経験則からすると5280円のFBA商品が勝利する可能性が高いです。
これは「FBA商品はAmazonのブランド力を利用できる」ことが大きな要因であると考えられます。
上図のAはFBA商品、Bは自己発送商品の表示です。
AとBを比べてみると、AのFBA商品は「AMAZON.CO.JP配送センターより発送されます」と表示されているのがわかります。
これがあれば「Amazonブランドの商品である」「Amazonが推奨している商品である」などの印象と安心感を購入者に与えます。
そしてそれが意識・無意識を問わず、購入者の心理に働きかけ「自己発送商品よりも購入されやすくなる」というわけです。
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【メリット2】 発送の手間がない
FBAは、事前にAmazonの倉庫へ在庫を搬入している為、自分自身の倉庫(自宅)には商品の在庫はありません。
個々の商品が売れた後は、アマゾンが自動で納品書を添付して、ダンボールに詰めて、お客様の要望する場所へ迅速に発送してくれます。
つまり、あなたは予め商品をまとめてAmazonの倉庫へ発送しておけば、あとは何もすることはありません。
長期の出張や旅行など、しばらく作業ができない状態でも、次々と売れた商品がお客様の元へ届き、それに伴って売上も計上されていきます。
もし、あなたが真剣に物販に取り組めば、1日の販売個数が10~20点になるのもすぐでしょう。
毎晩、20点の納品書を印字して梱包し、別々の宛先に発送する手間を想像すれば、このFBAの素晴らしさが理解できると思います。
あなたがせどりで成功すればするほど、この発送自動化の恩恵を感じるでしょう。
また、FBAには発送だけではなく、返品や注文取り消しの対応も含まれています。
例えば、「購入者がコンビニ受け取りにしていたが取りに来なかった」「購入者の住所が間違っていた」などの場合は発送した商品がそのまま戻ってきます。
また購入者から返品があった場合も、送り返された商品を受け取る必要があります。
FBAであれば、これらの場合でも全てアマゾンへ返送され、自動で再販売されるか、破棄・返送(出品者へ)を促すメールが出品者へ届きます。
【メリット3】 商品在庫の整理整頓がし易い
あなたがせどりにある程度なれてきて、常時 扱う商品が200点くらいになったときを想像してみてください。
「自分の部屋に200点の商品が常にあって、毎日そこから売れたのを探して発送する」
おそらく、部屋は汚くなるし、何が何個残っているかも分りづらいし、最悪な場合 商品が傷んでしまうことだって考えられるでしょう。
せどり初心者で、扱う商品が10点くらいであればまだよいのですが、商品数が増えれば増えるほど管理は難しくなるでしょう。
もちろん、広々とした自社倉庫や専用の部屋があり、陳列棚もジャンル別に用意されており、しっかりと在庫管理が出来る状態であれば全く問題はありません。
しかしながら、せどりをやっている人で簡単にそこまでいける人はそうそういませんし、誰にだって下積み期間はありますので、きっと上記に該当する人は多いでしょう。
参考:アマゾン「FBA出品禁止商品」と「再販売価格維持制度(新品の本)」を理解し出品取り消しを防止しよう!
【メリット4】 自己発送に比べて送料の節約になる
扱う商品数が多く、運送会社と大口契約をしている人にはあまり関係がありませんが、大口契約をしていない人は送料が一般の料金形体ですので割高になってしまいます。
つまり割高な送料を売れた個数分払うより、アマゾン倉庫にまとめて送る際の送料だけ割高に払って、一つ一つはアマゾンの大口送料を利用させてもらった方が断然安いです。
例えば太めの雑誌などであれば、自己発送ならレターパックライトなどが候補でしょう。
その際の料金は360円ですが、アマゾンの大口送料なら141円です。
アマゾン倉庫に送る際はまとめて30冊などを送れるので、1つあたりにかかる送料は40円程度です。
つまり、総合して 自己発送360円 – FBA発送181円 の差ということになります。
「あまりに大きくアマゾン倉庫にたくさんまとめて送れないものは自己発送」「小さくて100個200個とまとめて送れるものはFBA」などと使い分けるのも賢い選択といえるでしょう。
【メリット5】 よい評価をもらいやすい
アマゾンでの評価はその出品者の信用を表す指標として重要な意味合いがあり、そのため売上にも大きく影響します。
FBAは、この評価を「上げやすい」という特性を持っています。
理由は、アマゾンの「最高レベルの梱包」と「迅速な発送」にあります。
アマゾンで商品を購入したことがある人はわかると思いますが、アマゾンの梱包はどんな業者よりも丁寧で頑丈です。
また、発送が非常に迅速です。
お急ぎ便を使えば「前日の夜中に注文した商品が翌日の昼過ぎに届いている」ということも希ではありません。
よい評価をした購入者の評価コメントで一番多いのが、これらの「発送の早さ」や「梱包」に関する感謝の言葉です。
参考:アマゾンアカウント【出品者の評価】を増やす方法。安価な新品大量販売+評価依頼リクエストメールが王道ステップ!
この「発送」と「梱包」の2種類だけでも、相当な数のよい評価がもらえます。
自己発送では「発送の早さ」「梱包」共に、アマゾンと同じレベルを購入者に提供するのは困難でしょう。
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